ものづくり感動BOOK

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ものづくり感動BOOK

『道をひらく』 松下幸之助 著

自分には自分に与えられた道がある。
広い時もある。せまい時もある。 のぼりもあればくだりもある。 思案にあまる時もあろう。 しかしこころを定め希望をもって歩むならば 必ず道はひらけてくる 深い喜びもそこから生まれてくる。
私評: 松下幸之助の本は優しい語り口で人生を説く。 若い時はその凄さに気が付かなかったが来年50歳を迎える年になって その素晴らしさに改めて感動。

『ユダヤ人大富豪の教え』 本田健、大和書房

「君は必ずたくさん失敗する。でも、要はその失敗からどれだけのことを学んで 、カムバックするかだ。自分でダウンを認めない限り、人生のゲームに負けはな い。これだけは、覚えておくんだ。何回ダウンをしても、必ず立ち上がれ。」
私評: 読んで涙がこぼれた言葉だった。 人生は死ぬまで諦めない気持ちを持ち続ければ、勝ち組で死ぬことができるのだ。 結果が重要なのではない、そのプロセス、こころ構えが重要だと再認識された本だった。

『チーズはどこに消えた?』 スペンサー・ジョンソン著 Who Moved My Cheese?

・チーズを手に入れれば、幸せになれる。 ・自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたがる。

・変わらなければ破滅することになる。

・つねにチーズの匂いをかいでみること、そうすれば古くなったのに気がつく。

・新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる。

・恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになれる。

・まだ、新しいチーズがみつからなくても そのチーズを楽しんでいる自分を想像すれば それが実現できる。

・古いチーズに早く見切りをつければ それだけ早く新しいチーズがみつかる。

・チーズがないままでいるより迷路に出て探した方が安全だ!

・従来どうりの考え方では新しいチーズはみつからない。

・早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる 大きな変化にうまく、適応できる。

変化は起きる!

変化を予期せよ!

変化に素早く適応せよ

! 変わろう!

変化を楽しもう!

進んで素早く変わり

再びそれを楽しもう!

『私評』 この本を読んでいた時は前の会社に勤務していて、ただただ、ないチーズを 待ち続けている状態であった。 いまの心境は前進あるのみ。

『リーダーになる人 ならない人』 伊藤 守

すなわち、 経営者の最大の仕事とは、 ビジョン、つまり大きな意味での戦力を持つ事だ。 そして、ただ持つのだけではなく、 それを社員のすべてと分かち合い、共有していくこと。 それも、単に、利益率がどうのこうのというものではない。 社員の全員が、そして何より自分自身が、 ワクワクするようなビジョン まさに「物語」だ! 思いきり魅力的な夢を見ることができる人、 それを社員と共有できる人、 そして、その実現のために動き始める人、 それがリーダーであり、経営者だ。 その意味では、会社とは夢を実現するシステムであり、 仕事とは仲間と供に夢を実現していく過程であり 本来、人が楽しみ、人を幸福にしうるものである。

———————————————————————– 経営者の仕事とは、現在回転している円の横にまったく別の中心点を持つ、 もうひとつの円を描くことだ。 ひとつの円が回り始めたら、すぐにその次の円を描き出す。 つまり、常にその先にある未来の「物語」を書き続けるのだ。 ———————————————————————– ここで重要なのは、物語にはつじつまの合わないところが かならず最低ひとつは必要だということ。

「つじつまが合ったものでないといけない」と思っているから、現状を超えられない。 これまでのことをオールクリアーして、新しい物語を発展させていこうというのだ。 今の基準、今の常識から見たら、どうしてもつじつまが合わなくて当然。 そのつじつまの合わないところに新しい可能性が開ける。 ———————————————————————–

最初は、まず行動を起こしてみること。 未知の世界に踏み出す感覚で行動を起こしていく。 合理的な理由を求めてはいけない。 合理的にかんがえたら、行動しないほうがいいという結論になるに決まっている。 理由なく行動していく。それが物語りを作り出していく最初の原動力になる。 そして、この行動は、連続しておこしていくことが必要だ。 行動の連続の中で物語のシード(種)は、向こうからやってくる。 ———————————————————————–

誰での、最初は夢を持っている。根も葉もない、漠然とした状態で。 それは、誰かに話すことによって初めて実現されるもの。 しかし、話す相手を間違えると失われてしまう。 多分、物語を奪われた人間が、知らず知らずのうちに、 人の物語を潰しているのだろう。 リーダーとは、相手の物語を引き出して、育て、形にしていける人でもある。 ———————————————————— 21世紀のリーダーとは  プレゼンテーションがうまくて、カリスマ性のある人が社長やリーダー になると思われがちだが、そんなことはない。 華麗なプレゼンテーションをするのがリーダーなのではない。 これからのリーダーは一対一のインタラティブ(相互)なコミニーケーションをつくれる人だ。 一人ひとりと正面から向き合って、コミニーケーションをとっていける人だ。
『私評』  ページ数67のはがきサイズの小さな本であったが久しぶりの感動の書であった。 著者は24歳で会社を興したかたであり、実経験を踏まえた経営、会社のあり方に ついて、平易な文章でわかりやすく、しかも詩的に書かれており、目からうろこの本で あった。  夢を忘れてしまった中高年や「物語」を語れない日本の若者に読んで欲しい本である。

『日本のISOは変です!』 環境ISO研究会HPより 水野進二 氏

1.日本のISO ISOは国際規格ですが外国から見ると、日本のISOマネジメント規格への適用のし方は、特異なものに 感じられるようです。一つは文書化へのこだわり、もう一つは認証取得ブーム、さらに認証取得へお金の かけ方も驚きのようです。コンサルタントに何百万円も払い、また審査料も高いのです。
2.イギリスのISO 数年前ですが、ある企業でISO14001の認証取得のために、1年以上かけて準備していました。そこへ イギリスの関係会社から、「ウチでもISO14001の認証取得の準備を始める」との連絡があり、担当者は 「判らないところがあれば教えますよ」と余裕で答えたそうです。その1ヶ月後には、「システム構築したので、 3ヶ月運用した後に審査を受ける」報告が入りました。日本の会社で認証を得たのは、その半年後でした。
3.日英の比較 日本では「環境マネジメントシステム」のマニュアルだけで、50ページ、手順書が20種で 60ページ、 これに記録用のフォーマットが40ページ、合計200ページありましたが、イギリス場合マニュアルは手順書 を入れて20ページ、フォーマットは既存のものを使ったようです。審査も「文書よりも活動」のほうに重点 を入れてするようです。
4.文書コンプレックス 日本人は文書が苦手で、ISOマネジメントシステムでも文書化が最重要と考えられています。 確かに、契約書を交わすことなく、売買するのも、日本の特徴です。 しかし、これは信頼感の問題であり、危ない相手とは口頭だけでは、商売しないでしょう。 システム構築の上で、文書化が大切な要素であることは判りますが、文書の細部を審査の対象とすること はナンセンスだと思います。 そもそもISO規格の中でも、あらゆる項目で、「手順を作れ」と書いてありますが、文書化しろとは、 ほとんど書いてありませんし、「環境マネジメントシステムのマニュアル」を作れとも書いてありません。 ISO14001の2004年版では規格の中で「文書化」の文言は、やめる方向で検討されているようです。 ISOで何するの? 経営者に「環境に配慮した企業活動を行う」と云う理念があり、これを実現するために、ISO14001規格 を適用すれば、うまくゆくし、それを実施していることの証に、第3者の審査、認証を得ることもできるのです。 何もしないで形だけ整えて、認証を取っても意味のないことです。
大企業や行政からの圧力で認証取得せざるを得ない現実も判りますが、何れにせよ、認証取得だけを目的 としないで、メリット(経営上も環境上も)を出すことに意味があるのだと思います。 何かを実現するために、規格を適用し、その実施状況を審査してもらうことが大切です。 マニュアルだけでは「絵にかいたモチ」です。マニュアルを運用してモチになるのです。 審査も、絵だけを審査しないで、モチを審査して欲しいものです。    「ISO崩壊」 山田 明歩 著 建設企業を筆頭に、あらゆる業種に広がったISOマネジメントシステムの現状と未来を分析。 今まで誰も書かなかったISOをとりまく業界(企業、自治体、審査登録機関、コンサルタント) の問題点をズバリ指摘し、今後のISO業界、さらには新たなマネジメントシステムの確立を探 った本。 これからISO取得を考えている経営者(受査側)、審査登録機関(審査側)やコンサルタント などISO業界関係者はもちろん、ISOに疑問を抱いている方、企業、自治体の環境問題 への取り組みに関心のある方にも読んでいただきたい。いま、本書を参考にISOのあり方 を検討すべきときが来ているのだ

「日僑」の時代  世界に富をもたらす新しい伝道者たち 邸 永漢 著

企業社会を全世界に拡げるのが日本人の使命
日本人が日本国内で物づくりに励み、夢中になって働いているうちに、日本という国境か らはみ出してしまった。それというのも富の創造は独占のきかないもので、広く分配されて はじめて継続のできるものだからである。日本国内で自分たちだけに物をつくり、売ること ができたとしても、そのお金をバラまかなければバランスがとれなくなって滞貨の山になっ てしまう。さしあたりは円高がチェックの役割をはたすのでたちまち採算に合わなくなって 廃業するか、海外に生産基地を移すか、二つに一つの選択を迫られる。日本人は国内で生 効率の絶頂をきわめたことにより、逆に日本におられなくなって海を渡らざるを得なくなっ たのである。ということは、日本人の手がけた工業がその本質において富の分配を前提とし てのみ存続できるものであり、そのことにやっと日本人自身も気がつくところに来たらしい のである。

従って日本の生産事業の大半は、好むと好まざるに拘らず、多国籍にわたって展開して行 かなければ、成り立たない宿命におかれている。半世紀にわたって拡張し続けてきた日本経 済が空前の大不況に見舞われて行き詰ってしまったのを見てもわかる通りである。バブルの 崩壊や不況や円高やデフレが重なって空前のピンチになっているが、これを打開する方法は 企業を世界的スケールに展開して、新しい需要を未開の地域で生み出すよりほかない。ユダ ヤ人は国が滅んで世界中に散らばったが、日本人は自分らの技術と能力と財産と教義を持っ て全世界に伝道に行かなければ、戦後築き上げてきた冨と名声を維持して行くことはできな いところまで追い詰められたのである。

経営のノウハウを新興宗教と同一視するわけには行かないだろうが、もし企業を人類を幸 福にするためのゲマインシャフト(精神社会)の一つだとしたら、それを全世界に拡げるの は日本人の使命であると言ってよいだろう。一人一人の日本人には、十七、八世紀の頃のキ リシタンの伝道師のような使命感はないかもしれないが、日本的生産のノウハウを貧しい国 にも持ち込んでそれを正確に伝授するのでなければ、日本の企業は生き残れない。
いまのところ、海外にいく日本人は3年か5年かたったら又、日本に戻ってくる心積もりの人が多い かもしれないが、企業は移転した先でしっかり根を下ろさなければ、成り立たない。 だから、企業に従って現地に赴任した日本人の中にもそのうちに現地に骨を埋める覚悟の人が だんだんふえていくことは間違いない。 華僑と同じ様に「日僑」と呼ばれる種類の日本人が世界中に根を下ろす時代が来たのである。

豊かさの破綻 日本経済はどうなる 水谷 研治 著

産業の衰退
モノが作れなくなれば、実際にそのモノ作りに従事する人が仕事にありつけなくなる。 モノが滞りなく順調に作られるためには、その背景に多くの人々の働きが必要である。 物流や情報産業がその一部分を背負っている。世の中のあらゆるサービス部門がその背景 にあるといってもよい。
モノが作られなければ、関連部門に従事するそれらの人々も必要なくなってしまう。こ のことを考えれば、主要産業が衰退する場合、杜会全体に及ぼす影響がいかに深刻である かは明らかである。
そのような場合には、違った産業を起こさなければならない。もし小さな国であれば、 特殊な事業に特化するのは一つの生き方である。その典型的な例がシンガポールのやり方 である。 ところが大きな国の場合には、特定の産業だけに集中して全体の雇用を賄うわけにはい かない。
産業の衰退に苦慮したイギリスは、ロンドンを中心とした金融に戸からを入れた しかし、金融業だけでイギリスの一国を支える訳にはいかない。結局、製造業を海外から 誘致する必要に迫られた。
アメリカでも製造業の衰退が激しかった。アメリカの場合は情報産業を育成し、これに 主役を演じさせているといわれている。
しかし情報産業がすべてなのではない。その間に、懸命に製造業の復活を図り 目覚しい成果を挙げているのである、それがなければ、二億人を超える多くの国民を 養うことは不可能である。
わが国では現在でも新しい産業が模索されているのである。 将来モノつくりが衰退した場合、それに代わる産業を簡単に見出すことは難しい。 情報産業だけでは一億の国民が食べてゆくわけにはいかない。

日本は日本のやり方で行け! ビル・トッテン 著

現在の日本の政治はまったく期待できないが、政治と同じくらい腐敗しているのが企業であ 社会における企業の役割は、社会が必要とする製品、サービスを社会に提供することである。 私が日本に来たとき頃は松下幸之助や本田宗一郎、土光敏夫などが説き、実践していた経営が そうだった。 彼らの目標のひとつは人々が買いたい商品やサービスを開発することだった。 もう、ひとつの目的は人々に職を提供することだった。 仕事がなければ、国民はそれらの商品やサービスを買うことができないからである。 そして、企業の真の目標と社会への義務を忘れて利益ばかり追求するアメリカの企業たちを 彼らは嘲笑していた。 今日、日本の経営者はこの松下、本田、土光たちをあざ笑い、アメリカ人同様、貪欲に利益 を追求している。

夫婦間の揉め事を解決する3つの約束 『PRESIDENT』 山本 一力 より

(1)まず、黙って聞く。

(2)話の途中で反論はせず、適切な相槌を打つ。

(3)聞き終わったあとは、詫びる。

この(1)~(3)を実行するだけで、 夫婦間の緊密度が劇的に向上する。 できる管理者はほぼ例外なく会社内セールスにたけている、家庭内でも 同じである。 (「夫婦間の揉め事を解決する3つの約束」79ページより)

21世紀に必要な勇気 『勇気の時代』 落合 信彦著 より

1.失敗を恐れない勇気

2.行動する勇気

3.恥をかく勇気

4.時価の自分と向き合う勇気

5.決断する勇気

6.野心を語る勇気

7.耳に痛いアドバイスを聞く勇気

8.責任を取る勇気

9.撤退する勇気

10.収入のDownを恐れない勇気

11.面子を捨てる勇気

12.泥にまみれる勇気

13.人に叱られる勇気

14.異議を唱える勇気

15.言い訳をしない勇気

16.群れない勇気

17.逃げ道を断つ勇気

18.長いものに巻かれない勇気

19.自分を主張する勇気

20.自分より優れたものを認める勇気
『私評』  現在、上記項目を実践したものは日本の社会から葬られるだろう 現在の日本は官僚型のエーリート社会であり、『失敗を恐れ』『行動せず』『言い訳がうまい』人間が 国家、産業界、学会のトップを占めているのだから。 情報が一部の人間だけしか知らない時代(30年以上前の日本)では官僚型管理の方がBESTであっただろう しかし現在は高度情報社会であり情報量は大量に溢れている。 知らない情報、知識が必要な時はITに接続し、関連サイトに飛べば即、情報が得られ又、メールで質問もできる 情報量、知識量が重要なのではないそれらのデーターを判断し、活用しそして行動することが重要なのだ 江戸時代末期の勝海舟、坂本竜馬等の志士や、戦後の『Made in Japan』製品を海外で販売してきたビジネスマン やそれを支えてきた技術者、技能者の心そして彼らの知恵が21世紀の日本に必要なのではないだろうか

市場しじょうと市場いちば  田坂 広志  ブックレビュー社

「ネット革命」が日本市場に与える影響を概説したもの。 情報武装した顧客向けの中間業者が台頭すると予測する インターネットの普及を「ネット革命」と位置づけ,日本企業が直面する事態を展望したもの。 著者はインターネットの普及によって,顧客が商品に関する情報を自由に得ることができるよう になれば,顧客が戦略的に商品を選択できるようになると主張する。 こうした世界では,顧客が戦略的に購入する商品を選択するために,有用な「ナレッジ」を 提供する新しい中間業者(ニューミドルマン)が台頭すると予測する。 そのため,自社商品を顧客に売りつけるためだけの「マーケティング促進」では,企業は 生き残れないと指摘,「マーケティングは死語になる」という。業界横断的に企業の商品情報を 比較するなど,顧客の意思決定のために付加価値を提供するニューミドルマンの重要性が高まり, 「ショッピング支援」型のビジネスモデルが主流になると展望する。 こうした変化の中で,資本主義社会はより一層「顧客中心主義」の時代に変ぼう,突入すると 展望している。
キーワード ①情報のバリア・フリー         ②草の根・Media革命 ニューミドルマン誕生     ③ナレッジ共有革命                     ヘーゲル弁証法 近代→ 現代→ 未来        いちば しじょう いちば 『事物はラセン的に発展をとげる』 市場 市場 New市場

物造りの心    平野 裕之

物づくりで、もっとも大切なことは「心」です。心なきものは、たんなる「物」でしかありません。 物であって、製品とか商品呼ぶ「品物に」なりえません。ですから品物をつくるのであれば、そ れは「物づくり一という言い方ではなく、本来は「品物づくり一というべきところです。 品物の「品」という字は、「口」を三つ書きます。おしゃべりをする「口」が三つあって、これで 「品」を表わします。これはなぜでしょうか。 左下の「口」は、「つくってみました。どうぞ御使いください」という「つくり手の口」です。そ こでは「謙譲の心」がひかります。 右下の「口」は、「それでは、使わせていただきます」という「使い手の口」です。そこでは「謙 虚な心」がにじみます。 それでは二つの「口」の上にある、もう一つの「口一は、一体なにを表わすのでしょうか。 それは、つくり手と使い手の両者を結ぶ、「ありがとう」とする、おたがいの「感謝の心」を示し ます。両者の感謝の言葉を根底で支えているのは、たがいに相手をいたわる心と、人をやさし く包んでくれる自然や地球を慈しむ心です。 そして「品」という文字全体で、すべての生命にたいする「慈愛の心一とでもいうべき品格を表現 しているのです。 このように「品」という文字をとらえるなら、「製品」とは物づくりの心を、「商品」とは商いの心 を、それぞれ物に託したものといえます。その心には、「慈愛」と呼ぶ生命の泉が、未来に向けてこ んこんと湧きでているのです。 最後になりました。 もう一度だけいわせていただきます。 物づくりは、「ありがとう一の気持ちをこめた「心」なのです。 平野 裕之 http://www.jit-ken.co.jp/index.html (JIT経営研究所・代表取締り会長)
『私評』 必要な人に、必要なものを、必要な量だけ、必要な時に!! 最近の北朝鮮の物資不足をTVで見ていると物の有り難味が感じられる。 注射器1本にしても不足している状態ではその国の物つくりのレベルがわかる。 注射が必要な人に必要な注射を必要な量だけ必要な時に注射ができた多くに命が救えたろうに・・・ 逆に日本、アメリカでは不必要な人に、要らないものを、大量に、いつでも物を供給し過ぎていないか・・・ 地球の資源は有限であり、ものを造る上で必要な資源をムダに使用していないか 『もったいない気持ち』『ものを大切にするこころ』をこれからの物つくりの中に取り込むことが出来るような 社会システムの改革が急務である。 現在の大量消費国・アメリカもつい以前までは『勤勉と節約がアメリカの伝統的美徳』であった 日本も30年も遡れば同じような状態であり節約・勤勉が美徳であり『ものを大切にするこころ』 を持っていた。

『日本経済の恐ろしい未来』水谷研治氏

企業の目的 は
企業が物を造る目的はなにか?利益か ?否 違う 企業が利益を上げるのは会社を継続させていく上で必要条件であって目的では 企業の目的は良い物を安く顧客に提供することが目的である。 利益ばかりを追求し顧客がいなくなったら企業は存続できなくなる。
『私評』  目からうろこが落ちたような本であった。 最近の企業はアメリカナイズされ株主重視、利益優先で目先にことにばかりとらわれている。 しかし、元をたどればフォードは社会奉仕を優先的に考えていた企業だったはずだ。 目先のこと、自分のことしか考えてばかりいると少しの大金持ちと大多数の貧乏人の国に なっていまうよ日本も・・・・・・・・・

『日本への警告』 福川 伸次氏

日本人の特性
多くの日本人は忘れているが日本社会には伝統的に優れたダイナミズムがある,それは内外の知を融合して新たな知を創り人々の間柄を大切にして信頼関係を 保ち絶えず自己の研磨を通じて資質を磨き自然との共有をはかって美を追求 する気質(エトス)である いいかえれば『日本人らしさ』であり私はこれを「日本力(ジャパン ナビリティ-」 と呼んでいる
『私評』  日本人は外国人から見ると『YES』『NO』がはっきりしてない民族と言われる 何故、日本人はあいまいなのか、その歴史的背景は? 確かに言語学的にも日本にはあいまいな表現が多いし、修飾語が他の言語に比べて非常に多い。 私の想像であるがあまり広くない狭い土地、乏しい資源しかない日本で生きる場合、 お互いの信頼関係を密接にきずくために日本語という独特の言語が誕生したのではないだろうか。 Aの意見及びBの意見のどちらかを選択するのではなくお互いの意見を取り入れて検討する これは限られた環境で住まなければならない場合のBESTな選択方法でないだろうか? 日本人はグローバル化に弱いと言われているが果たしてそうだろうか? 日本人が古来よりモノを、自然を、大切にしてきた心は環境問題で苦しんでいる地球にとってベスト なパトナーになれると思われる また、グローバル化して狭くなった地球の人間関係を保つには日本の古来よりのあいまいさが 役にたつと思える。

「日本的経営の興亡」

私評   TQCの呪縛、大企業病招く はじめこの分厚い本を手にした時には読みきれるかなという思いがあったが読み進める内に 私が工場で経験し疑問に感じていたことが次々、この本に書かれており共感する部分が多くあり 今までの物つくりをしてきた中で見過ごしてきたことが明白に具体的に書かれておりあっという間 に読み終わった。
確かにQCサークル活動をしていても経営上の効果がない取り組みがほとんどでありメンバーは 上司の目が怖い為にしかたなく出席し、ただ活動時間が過ぎるのをコーヒーを飲みながら椅子に 座っていただげである。
そして最終のQC報告書を提出することだけがQC活動のメインの仕事、成果となっていた。 上司はその報告書がある程度のQCストーリーで作成されていれば検印を押しQC事務局に QC報告書を提出しそこで製造・現場でのQC活動は終了である。
さらにQC事務局では各QCサークルグループからの報告書からQC活動完了した件数が 何%前期より増加した、減ったかという情報をまとめて後は全社的なお祭りである QCサークル大会を催し、偉い?品質部長様をお迎えしてプレゼンテーションが非常に 素晴らしい(中身は疑問)発表を行い優勝者を決めそこでお祭りが完了する。
このことはデミング賞でも同じようだ。 多くの会社がデミング賞をとることを目標にしており品質の向上は忘れてしまっているらしい。 品質のばらつきを把握する為にヒストグラムを作成するのではなくデミング賞を受賞するために わざわざ時間とコストを要するデーターを収集してヒストグラムを作成したり、グラフを作成したり して立派な資料つくりに全社一心になって取り組んでいる姿は外から見るとなんとも滑稽だ。
このようなTQC活動が普及していった背景には日科技連の策略がかなりあったようである。 戦後、日科技連は他の品質、生産管理の財団法人と一線を化してリードする為にデミング賞 を考案したり、全国的なQCサークル網を構築して品質管理での地位、影響力を確保をおこなった。 そのこと自体は当初、悪いことではなかったが自らの築いたシステムを保守するあまり時代に 適合してないシステム、思考だけが残り、組織が官僚化していった。
TQCから生まれた新しい手法は新七つ道具と品質機能展開だけであるがTQCと別次元で 生まれた品質工学(タグチメソッド)は世界中に認めれこれからの物つくりをする上で 必要な考え、工学であり特に設計品質のバラツキを小さくするためには非常に有効な手段である。 品質工学がSQCに代わる新しいTOOLである。
しかしながら管理技術とてのTQCは問題解決型のTOOLとしては効果があったが課題達成型の TOOLとしては効果が発揮できずメガ・コンペンションの時代に対応できなかった。 その間にアメリカにて日本の品質管理をベンチマーキンしてシックス・シグマが生まれ、GE等で 活用されあっと言う間に日本に上陸しSONY等が取り組むようになった。
日本の官僚化、天下り、保守主義、利権などの問題と同じようなことが民間企業内でも発生しており これを打破することはかなり困難に思えた、何故ならばTOPの方々は旧時代の方々であり 自らから自分自身の墓穴を掘り起こす奇特なかたはあまりいないとおもわれる。

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