かたより bias
推定量の分布の中心と真の値との差。
観測値・測定結果の期待値から真の値を引いた差.」(Z 8101-2)
統計学においては,ある母数に対する推定量の期待値とその真の値との差とい
う限定した意味でかたよりという言葉を用いる。バイアスともいう。
すなわち推定量をT,母数をθとしたとき,E(T)-θ がかたよりである。かたよりがないこと
を不偏(unbiased)といい,不偏な推定量のことを不偏推定量と呼ぶ。
かたよりが生じる原因としては,
①推定量自身の問題
②サンプリング誤差
③測定誤差などが考えられる。
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