現象と原因 phenomenonand and cause
我々が仕事を進めていく場合,往々にして現象面の出来事にのみ目を奪われてしまい,その原因までは意識しないということが多い.
しかしQCの世界で議論していることの中心は,その現象の現れてきたプロセスとか原因に対してであり,そのプロセスをどう管理していくかという点に興味 があるわけである.
したがって,QC的に仕事を進めていくためには,常にこの 現象と原因の違いを意識し,区別しておかなければならないといえる.
例えば,QCストーリーにおいては, 現象面の話を現状把握のステップで行い, 原因の話を要因の解析のステップで行う.
また,対策の打ち方においても,現象面への対策を応急対策,原因への対策を再発防止対策というように区別している.
さらに,仕事を管理していくための管理項目においても,現象面(結果系)の管理項目,原因系の管理項目という形ではっきりと区別している.
コメント