作業管理 work management
「作業方法の分析・改善によって,標準作業と標準時間を設定して,この標準を
維持する一連の活動体系.備考:作業管理に必要な基礎的技術を,作業研究又は
方法工学という.」(Z 8141)
標準化と統制という2段階から成り立っている.
前者の内容は作業方法の標準化(作業時間の設定),作茉時間の標準化(作業時間の設定),作業環境の標準化の3方向に大別される.
後者は,それらの標準を実施させ維持させるために,日常の作業を管理することで,標準の維持や実際との差異,原因究明と解決などを行う.
諸管理には狭義と広義の考え方があるが,一般には前者をさしている.狭義には方法管理(標準時間の設定),時間(工数)管理,原単位管理,作業指導管理の四つが含まれる.広義には更に,設備管理,工具管理,品質管理なども含まれる.
作業環境 work environment
「作業が行われる場の条件の集まり.参考:条件には,物理的,社会的,心理的
及び環境的要因を含む(例えば,温度,表彰制度,人間工学的側面及び大気成分).」 (Q 9000)
作業内容に応じ作業に適した水準が設定されている.環境条件には,温度,湿度,騒音,振動,有害物質,塵埃,換気,照度などがある.作業環境は,衛生,安全,作業能率,製品品質などにも影響を及ぼす.
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