チョコ停 minor stoppage
チョコ停とは,ワークの除去やリセットなどで設備が正常に作動するような,過負荷や品質異常などにより発生する.
故障とは性格の異なる一時的なトラブルのために設備が停止ないし空転している状態である.
チョコ停は,自動機,自動組立機,搬送設備などに多く見られる現象で,処置が容易なために看過されるとともに,発生の定量的把握が困難で顕在化されない傾向かある.しかし,一般にチョコ停の発生回数は多く,ロスの発生量は多く,発見が遅れることによるロスも大きい.
しかも,チョコ停ゼロ化は無人運転実現に不可欠な条件である.チョコ停低減のためには,ビデオなども活用して,現場・現物をよく観察し,チョコ停の現象,ワークの挙動,設備の動きをみて,チョコ停発生のメカニズムを解明するとともに,ワークの接触面に関連する各部品・治具の微欠点の発見と是正,現場の基本条件の徹底,基本作業の徹底,最適条件の検討,弱点研究と改善などが実施される必要がある.
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