なみ検査 normal inspection
Z 9015- 1 や,ISO/DIS 3951-1 の調整型抜取検査で用いられる,「製品の品質水準が,合格品質水準と違っていると考える特段の理由がないときに用いる検査.」
(Z 8101-2)
調整型抜取検査では,継続して抜取検査を行う場合,過去の検査実績に基づい
て,抜取検査方式を調整する.品質が悪い場合には,好まないロットが合格となるのを避けるために,「きつい検査」を実施して防衛する.一方,品質が継続して良い場合には,良い品質が継続するものとして「ゆるい検査」を適用してサンプルを小さくして検査の効率化を図る.
「なみ検査」はこの「きつい検査」「ゆるい検査」の中央に位置し,品質についての実績が明らかになるまで「なみ検査」を適用する.
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