ナレッジマネジメント knowlege management
組織内の個人が有する知識を共有化し,有効活用することによって新しい知識の創造を目指すマネジメント手法をいう.
情報を共有化するということは,だれもがその情報に自由にアクセスでき,また容易に活用できることが要件となってくる.そのため,ナレッジマネジメントは,情報技術との関連を軸に談論されることが多い.ただし,その定義はいまだ完全には固まっておらず,さまざまな解釈がなされている.
ナレッジワーカー knowledge worker
ドラッカー(P.F. Drucker)による造語で知識労働者のこと.スキルワーカーに対応する労働者のことで,ものづくりに従事する手に技をもっている労働者を主体とした「もの」社会から,知識社会への変化とともに必要とされる労働者がナレッジワーカーである.
産業革命によって製造業を中心とした物作りの社会が1920年頃から主要な地位を占めていたが,1970年頃からサービスを中心とした社会に変化するとともに,情報技術(IT)が求められるようになり,経験経済という新たな経済の台頭に伴ってナレッジマネジメントの必要性とナレッジワーカーが注目されるようになった.
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