バードの分析
ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)に似た分析に、Frank E.Bird Jr.による、バードの分析があります。1:10:30:600の法則とも言われています。
彼は、297社の175万件にのぼる事故報告を分析しています。その事故報告の発生割合を分析すると、重症または廃疾を伴う災害の起こる割合が1に対して、軽い傷害を伴う災害の起こる割合が10、物損のみの事故が30、傷害も損害もない事故(ヒヤリ・ハット事故)の割合が600になるという分析結果です。1969年に発表されました。
バードのいう630件の事故、つまり「ヒヤリ・ハット」を含む危険要因について、これまで以上にその原因、背後要件を把握し、対策につなげていくことが重要です。
ブックマーク