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プロテクティブスニーカーの正しい選び方、使い方【イラスト図解】

安全衛生保護具

プロテクティブスニーカーとは?|スニカー

英語:Protective sneakers

外見上はごく一般のカラフルなスニーカーですが、つま先に金属や硬質樹脂製先芯を装着し、着用者のつま先を保護する安全性能を備えたスニーカータイプの作業靴のことを総称して「プロテクティブスニーカー」と呼んでいます。

 

プロテクティブスニーカーの名称

甲被(アッパー):靴の底を除いた上の部分

甲被(アッパー)は外部の気象の変化、衝撃から足を保護、歩行の際に絶えず足を密着させる役割があります。この他に足の生理条件を考慮してアッパー素材を選択します。足は多量の汗を出すため湿気を吸収する素材が最適です。また、疲労などで足の体積が変化するので、伸縮性のある素材で体積の変化に対応し、足に常時密着する事ができるのが必要です。歩行に際しての柔軟性や足当たりも重要です。但し、アッパーが足に密着しすぎ、足を圧迫するようになると、血液の循環が悪くなり疲労がたまりやすくなります。また、靴が大きすぎると靴ずれなどができたり脱げやすくなるため、不自然な歩行をするようになり、余分な負担がかかり疲労が多くなります。

ソール:中底(ミドルソール)、本底(アウトソール)

ソール(靴底)には路面の凹凸などによる衝撃や釘、硝子などの危害より足を保護する役割があります。底は歩行がスムーズに行えるよう屈曲性に優れ、消耗がすくなく滑りにくい素材や構造が最適です。底が薄いものは路面の凹凸を感じやすく、早期に疲労します。踵部分にヒールによる高さがある場合には、歩行の際の足を持ち上げる動作を助ける事になりますが、高すぎると体のバランスが取りにくく、足に余分に負担を掛け、疲れやすくなります。

靴 名称

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴の製法 |安全作業靴|スニーカー

グッドイヤー・ウエルト製法 | 完成された製靴法

製法
①中底を木型に仮止めし、甲被(アッパー)を取り付ける。
②中底に付いたリブに甲被(アッパー)とウエルト細革を縫い付ける。
③ウエルトと表底を出して縫いつける。

長所
①縫い目のある製法としては、水が浸入しづらい。
②内蔵されたコルクが緩衝材となるため、長時間の歩行に最適。
③長期間使用しているとコルクが沈み込み、使用者の足の形に変形し独特のフィット感がある。
④構造上、比較的に堅牢な造りのものが多い。
⑤靴底と甲革が厚手の物が多いため、型崩れしにくい。
短所
①製造コストが高い。
②比較的に重い物が多い。

グッドイヤー・ウエルト製法

 

 

 

 

 

画像出典先:株式会社ムーンスター

マッケイ製法 |足を包み込む履き心地

製法
①吊り込んだ甲被(アッパー)に中底と表底を貼りつける。
②靴型を抜き、甲被(アッパー)と中底、表底を縫い合わせる。

長所
①グッドイヤーウェルテッド製法より製造コストが安い。
②比較的軽く作れる。
③構造上、薄く柔軟な革を使用できるため、全体的に柔らかく仕上げることが可能。
④靴底を薄く作れるので返りが良い物が多い。
⑤通気性が良好。
短所
①中物がない分、緩衝性に乏しい。
②靴底に縫い目があるので、水が浸入しやすい。しかし縫い目を接着剤で塞いで、それを防いだものもある。
③全体的に薄い造りのものが多く、堅牢性に欠け、型崩れしやすい。
④長時間の歩行は疲れやすい。

マッケイ製法

 

 

 

 

 

ステッチダウン製法 | 軽くて履きやすい製靴法

甲革の端を外側に向けて表底に貼りつけ、その部分を出し縫いするという簡単な製法。

軽くて屈曲性が良く履きやすく、且つ底回りの独特な風合いが良く、大人のウォーキングシューズやカジュアルシューズづくりに使用されている。

製法
①甲被(アッパー)を外側に吊りこみ表底と縫い付ける方法。
②裏革を内に表革を外に吊り込み中底と表底を縫い合わし、表革を接着する(または出し縫い)する方法が多数。

特徴
①構造が簡単で、軽く且つかえりが良好。
②素朴でありラフ感がある。

ステッチダウン製法

 

 

 

 

 

バルカナイズ製法 |耐久性が高い製靴法

バルカナイズド(加硫釜)製法とも呼び、スニーカーの接着方法を加硫釜を用いる。

製法
吊り込み済みの甲被(アッパー)に底金型を取り付け、未加硫のゴム塊を
金型に入れ、加熱して加硫圧着し、同時に本底を成型し製作する。

バルカナイズ製法

 

 

 

 

 

セメンテッド製法 |軽くて安価

甲被(アッパー)と表底を接着剤で貼り合わせる製法。構造がシンプルで作業工程が短く、自動機械での大量生産が出来るために安価な靴作りに用いられる。軽く屈曲性に富むのが特徴です。但し、底が摩耗した時のソール交換は難しい。
製法
①中底を木型に取り付け、甲被(アッパー)を吊り込む。
②表底を接着剤で接着、プレス。

長所
①製造コストが安い。
②縫い目がある製法より水が浸入しづらい。
短所
①通気穴を取り付けたモノを除外し、縫い目がある構造より蒸れやすい。
②底の修理が高額な場合が多く、実質的に使い捨ての物が大半。

セメンテッド製法

 

 

 

 

 

参考サイト:株式会社ムーンスター 靴について > 靴の知識 > 製法

 

 

環境条件&種類|プロテクティブスニーカー

プロテクテイブスニーカー(スニカー)とは,着用者のつま先を先しんにより保護するスニーカータイプの靴の総称であり,多くは海外製で,甲被に人工皮革やビニルレザークロスを使用し,つま先に鋼製先しんを装着した靴のことをいいます。

プロテクテイブスニーカーは,JIS T 8101 「安全靴」には使用材料の面から適合とはならないものが多く,甲被材,表底材,先しん材など様々な材質の製品が市場に出回っていましたが,平成13年10月に安全靴の製造業者数社が発起人となり日本プロテクテイブスニーカー協会(以下「JPSA」といいます。)を設立し,市場の製品に一定の防護性能,耐久性を持たせるべく,プロテクテイブスニーカー規格を制定しました。
プロテクテイブスニーカーは,JIS規格製品ではないため,「安全靴」とはいえませんが,[つま先の防護性能を有する作業靴]として,現在安全靴までの安全性能を必要としない環境条件・用途を中心に使用されています。
表1にそれらの一部をご紹介します。

環境条件によるプロテクティブスニーカーの区分  表1

プロテクティブスニーカーの区分 環境条件
革製 革製安全靴の環境条件に準じるが,耐久性が安全靴よりやや低いため,運転,運搬や立ち作業など比較的靴への負担が少ない作業および場所
人工皮革製 甲被の耐久性が一般に革製よりも低いため,事務や軽量物の運搬などの軽度な作業および場所
ビニルレザークロス製

 

スニカー 種類

プロテクテイブスニーカーの種類は,表2のように作業区分による種類,表3甲被による種類の2つが規定されています。

表2 作業区分による種類

作業区

等級

   安全作業用

耐衝撃エネルギー70J

A種 型式認定の指標となる耐圧迫性能、耐衝撃性能、表底のはく離抵抗について一定の基準を超える性能を有し、貨物運送・運搬業を始め、一般事務作業や清掃作業分野等の通常作業に適しています。
  軽安全作業用

耐衝撃エネルギー30J

B種 通常作業の中で  も、軽量物を扱う作業や比較的良好な職場環境における軽作業用に適しています。

 

表3 甲被による種類

種類 甲被
革製
人工皮革製 人工皮革,または人工皮革と革とのコンビ
ビニルレザークロス製 ビニルレザークロス,またはビニルレザークロスと革,人工皮革とのコンビ

本革:耐久性あり

通気性がある
・雨、湿気に弱い(カビの発生など)
・独特なにおいがある
・傷に強く、時間の経過と共に色が変わっていく

PU(ポリウレタン樹脂性)レザー:耐久性なし

・軽い
・テカテカしている(滑らかで光沢がある)
・雨に強い、汚れにくい
・通気性が無い

 

 

 スニカー 性能  |セーフティシューズ | 安全シューズ

フットワークに優れ、スポーティーなルックスのプロスニーカーは、つま先保護性能や表底のはく離抵抗基準により普通作業用「A種」と軽作業用「B種」という作業・等級区分がに分かれます。また、付加的性能の有無により、推奨作業に違いがあります。

プロテクテイブスニーカーの製品性能は,表4のとおりです。

表4 プロテクティブスニーカーの製品性能

種類  安全作業用 軽安全作業用
等  級 A種 B種
耐圧迫性 圧迫荷重  10KN㈲20k屈 4.5KN㈲9kgれ
耐衝撃性 重錘質量 20 kg
落下高さ 36 cm 15cm
耐圧迫・耐衝撃試験を実施したときの巾底と先しんのすきまの規格値
サイズ(足長戸cm) すきま(mm)
23.0以下 12.5以上
23.5~24.5 13.0以上
25~25.5 13.5以上
26~27 14.0以上
27.5~28.5 H.5以上
29以上 15.0以上
表底のはく離抵抗 革製 300 N 以上 250 N 以上
人工皮革製 200 N 以上 150 N 以上

 

プロテクティブスニーカー JIS規格とJSAA規格

①プロテクティブスニーカーの安全作業用(A級)の耐圧迫・耐衝撃性能はJIS T 8101
のS種に相当し,軽安全作業用(B級)の耐圧迫・耐衝撃性能はJIS T 8101 のL種に
相当しています。
②表底のはく離抵抗は,革製はJIS T 8101 に準じていますが,人工皮革製・ビニルレザ
ークロス製の場合は材料強度的にJIS規格値を下回つています。

 

※プロテクティブスニーカーは、JIS規格品である安全靴と比べて、甲被・底材の素材の自由度がある反面、使用環境によっては底の剥がれ・摩耗や甲被の破れなど耐久性が劣る場合があります。したがって、耐久性を重視される方には、JIS規格品である安全靴の着用をお薦めします。
※デザイン性に富むプロテクティブスニーカーは、甲被材として加工しやすく軽い人工皮革やメッシュ材が主に利用されており、軽量素材を使用した靴底が多く使用されていることから軽作業用として広く活用されています。

ロテクティブスニーカー 静電靴 |セーフティシューズ

プロテクティブスニーカーの静電靴は各メーカーから販売されている。

静電気帯電防止靴(以下[静電靴]といいます。)は,人体に帯電する静電気を靴底を通して漏洩させる構造をもった靴をいいます。
静電靴の用途としては,
① 爆発,火災,電撃のような事故および災害の防止
② 電子素子の破壊などの生産障害の防止
の2種類の用途があります。
つま先部の防護機能については,必要な場合と必要としない場合があり,それ
ぞれ環境条件に応じて様々な静電靴の種類があります。

静電靴の規格としてはJIS T8103があります。

①JIS T8103は平成13年に試験方法,規格値など大幅な改正が行われ,名称も「静電気
帯電防止用安全・作業靴」から「静電気帯電防止靴」に変りました。
②JIS T8103 「静電気帯電防止靴」は,「安全靴」と「作業靴」の両方を含んでいます。
③JIS T8103では,安全靴としては甲被が革またはゴムと規定されていますので,人工皮
革や布は適用外となります。
ただし,作業靴としては甲被は人工皮革,ビニルレザーなど現状の静電靴として市場
に出ている素材がほぼ適用範囲に入っています。表底材については,安全靴ではゴムと
発泡ポリウレタンに規定されていますが,作業靴ではゴム,発泡ポリウレタンの他にプ
ラスチックまたは発泡プラスチックが規定されています。

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