駆動・伝達・運動系統の点検
駆動系の点検: モーター、軸受けの点検
軸受は機械要素の一つで軸の回転や往復運動を受け、軸の作用をスムーズして、支えます。軸受があれば摩擦や摩耗を軽減することができます。逆に軸受の品質が低いと、機械の故障につながるため、重要な機械部品の一つとされます。英語でベアリングとも呼ばれています。
伝達系の点検:マシンキー、ピン、歯車、ベルトの点検
マシンキー
キーは軸と回転体をすべらないように締結させるためのものです。また、これによって他の歯車などへ動力を効率良く伝えることができます。とてもシンプルな部品で簡単に分解できます。別名で、「マシンキー」とも呼ばれる。
ピン
2つ以上の部材や部品を締結するため、あるいは位置決め、ねじの回り止めのために使います。回転するものに対してピンを使用すると、回転によりピンが抜け出ることがあるので、注意が必要です。
歯車
伝動車の周囲に歯形をつくり、次々に噛み合う歯によって動力を伝達する機械要素の一つです。回転する2つの軸に固定した剛体に歯を作り、一つの軸から他の軸に回転運動を伝えます。工業用機械から、船用タービン、自動車、一般の電気工具まで様々な箇所に歯車が取り付けられています。
ベルト
伝動装置の機械要素のひとつ、主軸から副軸に動力を伝達するもの。ほとんどの場合、軸にセットされたプーリーに合わせて用いられる。
動画 駆動・伝達・運動系統の総点検1
日本能率協会コンサルティングが提供している動画教材「設備総点検シリーズvol.7 駆動・伝達・運動系統の総点検(その1)」(DVD)のダイジェスト版です。
不良0・良品100%を実現するには、システムのトータル信頼性を確立することが重要です。
この系統はエネルギーを機械的に伝達・運動に変換させ、加工点の連続性を継続することを目的にしています。この系統システムのモータ、軸受け、キーおよびピンの各部位の総点検のポイント・点検の仕方とノウハウを学習します。
詳細につき/ましては、「エンジニア・レスキュー」で。
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