- 仕掛品 work-in-process 【イラスト図解】
- 仕掛品とは
- 仕掛品 わかりやすく
- 半製品、在庫と仕掛品の違いは
仕掛品 work-in-process 【イラスト図解】
英語:work-in-process, in-process inventory 中国語:在制品
仕掛品とは
原材料が払い出されてから,完成品として入庫(又は出荷)の手続きが済むまでのすべての段階にある品物.」(Z 8141)
未完成品という点では半製品と同意であるが,仕掛品はそのままでは貯蔵・販売できないという点で半製品とは区別される.
(仕掛品は原則として原価によって評価される)
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
仕掛品 わかりやすく
工場で生産される製品はかならず一旦は「仕掛品」という状態を通過して完成するものであり、製造途中の未完成品があるのが通常です。
仕掛品(しかかりひん)とは、製造過程の途中段階にある中間品のことで、そのままの状態ではまだ売れる状態にはないものを処理する時の勘定科目です。
つまり、仕掛品とは、工場や社内で製造している製品のうち、現段階では加工の必要がある状態のものを指す。
車の製造を例にとると下記の図のように製造途中の製品が仕掛品(半製品)となる。
関連用語:仕掛品 | 仕掛在庫
半製品、在庫と仕掛品の違いは
仕掛品とは3種類ある製造業における在庫のうちの1つです。
製造業の在庫とは、具体的には「部品と原材料」、「仕掛品(半製品)」、「完成品(製品)」があります。
「仕掛品」と「半製品」は同意義で使われることもありますが、一般的には「それ自体で単独で販売、貯蔵をすることができるか」という点で区別します。
「仕掛品」はこれ自体では単独で販売や貯蔵をすることができない状態にあるものをいいますが、「半製品」は、中間的製品としてすでに加工が終わり、現に貯蔵中で販売できる状態にあるものをいいます。
ただし、実際には仕掛品と半製品の区別は相対的なものですから、経理規程などで「貯蔵のための入庫の時点から仕掛品」など、具体的に決める必要があります。
又、在庫とは、最終的に販売または使用することを目標に、保管・所有しているものを指します。
例えば、スーパーのような小売業の在庫では仕入れた製品は販売するための在庫です。
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