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QC検定(品質管理検定)とは?

QC検定-イラスト
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QC検定(品質管理検定)とは

 

QC検定とは品質管理検定ともいい、品質管理をどの程度知識を持っているかを客観的に評価する検定です。

品質管理検定(QC検定)は,品質管理に関する知識の客観的評価を目的とした制度として,2005年に日本品質管理学会の認定を受けて,日本規格協会が創設(2006年より主催が日本規格協会及び日本科学技術連盟となる)した、民間試験団体です。

本検定では,組織(企業)で働く人に求められる品質管理の“能力”を四つのレベルに分類(1~4級)し,各レベルの能力を発揮するために必要な品質管理の“知識”を筆記試験により客観的に評価します。

本検定の目的は,制度を普及させることで,個人のQC意識の向上,組織のQCレベルの向上,製品・サービスの品質向上を図り,産業界全体のものづくり・サービスづくりの質の底上げに資すること,すなわちQC知識・能力を継続的に向上させる産業基盤となることです.日本品質管理学会(認定)や日本統計学会(2010年度統計教育賞受賞)などの外部からも高い評価を受けており,社会貢献度の高い事業としても認識されています。

 

QC検定3級合格証

QC検定3級合格証

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知識と能力のレベル&対象となる人材像

QC検定(品質管理検定)1級| 難易度

認定する知識と能力のレベル 対象となる人材像
  組織内で発生するさまざまな問題に対して,品質管理の側面からどのようにすれば解決や改善ができるかを把握しており,それらを自分で主導していくことが期待されるレベルです.

また,自分自身で解決できないようなかなり専門的な問題については,少なくともどのような手法を使えばよいのかという解決に向けた筋道を立てることができる力を有しているようなレベルです. 組織内で品質管理活動のリーダーとなる可能性のある人に最低限要求される知識を有し,その活用の仕方を理解しているレベルです.

・部門横断の品質問題解決をリードできるスタッフ

・品質問題解決の指導的立場の品質技術者

 

 

QC検定(品質管理検定)2級 | 難易度

認定する知識と能力のレベル 対象となる人材像
一般的な職場で発生する品質に関係した問題の多くをQC七つ道具及び新QC七つ道具を含む統計的な手法も活用して,自らが中心となって解決や改善をしていくことができ,品質管理の実践についても,十分理解し,適切な活動ができるレベルです. 基本的な管理・改善活動を自立的に実施できるレベルです. ・自部門の品質問題解決をリードできるスタッフ

・品質にかかわる部署の管理職

・スタッフ《品質管理品質保証,研究・開発,生産,技術》

 

 

QC検定(品質管理検定)3級| 難易度

認定する知識と能力のレベル 対象となる人材像
QC七つ道具については,作り方・使い方をほぼ理解しており,改善の進め方の支援・指導を受ければ,職場において発生する問題をQC的問題解決法により,解決していくことができ,品質管理の実践についても,知識としては理解しているレベルです. 基本的な管理・改善活動を必要に応じて支援を受けながら実施できるレベルです. ・業種、業態にかかわらず 自分たちの職場の問題解 決を行う全社員《事務,営業,サービス,生産,技術を含むすべて》

・品質管理を学ぶ大学生

・ 高専生・高校生

 

 

QC検定(品質管理検定)4級| 難易度

認定する知識と能力のレベル 対象となる人材像
組織で仕事をするにあたって,品質管理の基本を含めて

企業活動の基本常識を理解しており,企業等で行われて

いる改善活動も言葉としては理解できるレベルです.

社会人として最低限知っておいてほしい仕事の進め方

や品質管理に関する用語の知識は有しているというレベルです.

・初めて品質管理を学ぶ人

・新入社員、社員外従業員

・初めて品質管理を学ぶ大学生、高専生、高校生

 

QC検定 試験方式

QC検定 試験の形式

4級から2級まではマークシート方式で、1級のみ、マークシート方式と記述式(論述試験)の両方があります。

QC検定 試験時間:

1級 120分間  2級、3級、4級 90分間

QC検定 合格基準

・1級 総合得点概ね70%以上、 論述・手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね50%以上得点すること
・2級 ・ 3級 総合得点概ね70%以上、手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね50%以上得点すること
・4級  総合得点概ね70%以上

 

QC検定 難易度

試験の難易度は、2級から4級の試験では、マークシート方式の選択式であり、問題の解答が○×式や語句の選択式になっていることからみても難解な試験ではありません。
4級のレベルは一般社会人なら常識で解答できる問題です。また、3級は業務で品質管理、QCサークルのような経験がある人なら解ける問題です。3級の場合、ヒストグラムグラフ散布図特性要因図、パレート図などを再度、学習すれば簡単に解ける問題ばかりです。
但し、2級になると、計算問題が多くなり、解答にも時間がかかる問題が多く、計算が解けないと絶対に正答にたどり着けませんので、レベルがアップします。
過去問などを繰り返し解いていると、ある程度試験の傾向と対策がつかめてきますので、そのあたりも考えながら学習するとムダなく合格できます。

1級は、かなりレベルが高く、ちょっと独学で勉強したくらいでは合格はむずかしいレベルです。難解な計算問題なども出題されますので長期な学習計画が必要です。

 

 

QC検定級別合格率 推移表

参考として現在、までのQC検定1,2,3,4級別の合格率の推移表を下記に記載しました。

以前は3級は70%位の合格率であり、最近は難しくなり50%前後の合格率となっている。

2級は以前は60%の合格率が現在は25%前後と厳しくなってきています。

級別合格率

級別合格率

 

 

 

 

 

 

 

 

各級の試験方法・試験時問・受検料等の<試験要項>及び<合格水準>は,QC検定センターのホームページをご参照ください。

 

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