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特性要因図

特性要因図 イラスト
特性要因図

特性要因図 cause and effect diagram【イラスト図解】

英語:cause and effect diagram   中国語:鱼骨图,Ishikawa图

特性要因図はQC7つ道具のひとつです。

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特性要因図とは

「特定の結果と原因系の関係を系統的に表した図.」(Z 8101-2)、  魚の骨ともいう。
品質の特性や不良箇所(特性)とその原因(要因)との関連を表し,それぞれの関係の整理に役立ち,重要と思われる原因と対策の手を打っていくために用いる。

 QC七つ道具の一つ、特性要因図は「話し合いの道具」ともいわれ,ブレーンス トーミングなどにより作成し職場での問題点の改善,実験計画における要因の整理などによく用いられる。

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

 

特性とは      characteristic

「そのものを識別するための性質。

参考:

1.特性は本来備わったもの又は付与されたもののいずれでもあり得る。

2.特性は定性的又は定量的のいずれでもあり得る。
3.特性には,次に示すようにさまざまな種類がある。

①物質的(例:機械的,電気的,化学的,生物学的),

②感覚的(例: 嗅覚,触覚,味覚,視覚,聴覚),

③行動 的(例:礼儀正しさ,正直,誠実),

④時間的(例:時間の正確さ,信頼性,アべイラビリティ),

⑤人間工学的(例:生理学上の特性,又は人の安全に関するもの),

⑥機能的(例:飛行機の最高速度).」

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

要因とは   factor

「ある現象を引き起こす可能性のあるもの.」(Q 9024)
仕事の結果に対し,影響を与える原因となるもの、データのばらつきや変化をもたらす原因の総称をいう。

データの解析にあたっては,どの要因が特性に影響を与えるか,またその要因がどの程度ばらつきを与えているかを知ることが垂要である。

フィッシュボーン図と特性要因図の違い

フィッシュボーン図とは、複数の原因と1つの結果を図にまとめたもの。 背骨や小骨で構成されるため、魚の骨のような見た目です、別名:魚の骨図。

フィッシュボーン図(英語:Fishbone Diagram)、は特性要因図は全く、同じ特定の結果と原因系の関係を系統的に表した図です。

フィッシュボーン図

フィッシュボーン図

 

特性要因図の4Mとは

4Mとは、「Man:人」「Machine:機械」「Method:方法」「Material:材料」からなる4つの項目です。製品の品質管理を行う際に欠かせない要素といわれており、特性要因図を作成する際も、4Mは重要なファクターです。

特性要因図の4M 概要
Man(人) 技術、作業人数など、作業員に難する要素
Machine(設備) 機械、整備など、設備に関する要素
Method(方法) 工程、マニュアルなど、作業工程に関する要素
Material(材料) 調達、在庫状況など、材料・消耗品に関する要素
特性要因図の4Mとは

特性要因図の4Mとは

*特性要因図のエクセルでの作成方法等については下記の記事に記載しています。

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