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ブレーンストーミング

ブレーンストーミング
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ブレーンストーミング  brain storming      【QC用語】

英語:brain storming            中国語:头脑风暴

ブレーンストーミングとは

実行可能なアイディアを選び出すために議論を通じ行う発想法.

「3人寄れば文珠の知恵」ということで英語の原意は,突然思い浮かぶ妙案,ということである.

 通常「アイディアを出すチームとそのアイディアを後から評価し具体案を作り上げるチームに分かれる」ことが多い.

 議論を進めるための基本的ルールとしては,①発言を批判しない,②どんな発言でも取り上げる,③発言は多いほどよい,④他人のアイデアに便乗する,ことを確実を進めることが大切である.

 ブレーンストーミングは,特性要因図の作成における原因系の探索などによく用いられる.

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

わかりやすく ブレーンストーミング

ブレイン ストーミング(ブレスト)はひと言で言ってしまえば、集団発想法の1つです、英語では brainstorming(頭脳 嵐)です。

人間がアイデアを作り出すときには脳の中にあるさまざまなアイデアのパーツを組み合わせる作業をするということになります。

この作業を1人の脳だけでやるよりも、複数人の脳を使ってやるほうが多様性があり、良いアイデアが生まれる可能性が高くなります。

たとえば、「自分で考え出せるアイデアだけではもの足りない。それを超えるもっと良いアイデアが必要だ」というときは、何人かで集まってアイデアを出し合います。

これは、仕事だけでなく、社会活動や学びの場など、色々な現場で自然に行なわれていることです。

このみんなで集まってアイデアを出し合う行為に、一定のやり方を定めて「ブレインストーミング」と名づけたのが、アメリカの広告代理店の副社長をしていたアレックス・F・オズボー(1888~1966年)です。

ブレインストーミングとは

 

F・オズボーンがブレストの原型となるものを実施したのは、1930年代の後半のことだといわれています。

ブレストが多くの現場で使われるようになるにつれて、オズボーンの定めたやり方だけではなく、みんなで集まってアイデア出しをする行為そのものが「ブレインストーミング(ブレスト)」と呼ばれるようになりました。

オズボーンはブレストを「小1時間の創造的な話し合い」という風に述べています。

彼はブレストにいくつかのルールを作りました。たとえば、「質にこだわらずたくさん出そう」「他人のアイデアを批判しないようにしよう」などといったことです。

要は「参加者全員が創造的イマジネーションを発揮しやすいように、安心・安全な心理状態にいられるようにするための、話し合うときのルール(注意)を決めることです。

ブレインストーミングとは

簡単にブレストのやり方を説明すると

①3~6人で1つのテーブルに集まって、全員がペン、付箋、ノートなどを用意する。

②進行役を決めて、書記役の人がホワイトボードの前に立つ。

みんなが思いついたアイデアをどんどん出していく。付箋に書き出したり、発言を書記役の人がホワイトボードに書き出していくのが手順です。

ブレインストーミングとは

 

ブレストの基本的な進め方

基本のブレストの進め方は下記のとおり。

ブレスト準備

①ブレストのテーマオーナー(テーマを持ち込む人)がメンバーに参加を依頼。

②資材を準備、付箋、ノート、ペン、ホワイトボードなどの筆記用具、そして場合によっては、飲み物や休憩時につまむお菓子なども。

③誰か1人がファシリテーター(進行役)になり進行をリードします。

ブレストの基本的な進め方

 

テーマの紹介

①ブレストのテーマを持ち込む人が全員にアイデアを出してもらいたいテーマを紹介します。

たとえば、「○○を△△するには、どうすればいいか?」とか「新しい○○のアイデアについて」などというテーマをホワイトボードの上のほうに大きく書くなどして、みんなの目に入るところにはっきりと掲示します。

みんなでテーマについて質問したり、アイデアを考えるにあたって必要な背景などの情報を追加で聞き出したりして、全員がテーマを理解するようにします。

ブレストのテーマを紹介

発想し、発言し、書き出す

ブレストを開始します。参加者はアイデアを思いついたら即座に発言します。順番に発言するとか、偉い人から先に話すというようなルールや忖度はなしで、とにかく思いついた人からどんどん発言、書き出します。

誰かのアイデアを聞いているうちに、それに触発されて、派生のアイデアが思い浮かんだら、それも発言、書き出します。

書記役の人は、あがってきたアイデアをホワイトボードに書いていきます。書記役がいない場合は各自がポストイットに書き留めます。

一方、ファシリデーター(進行役)は、創造的な会話がしやすくなるように、場の雰囲気づくりや発言をうながしたりします。

 

最終まとめ

ブレストが終了したらテーマオーナーは、出て来たアイデアを見て、記憶が新鮮なうちに、ホワイトボード上のアイデアリストを写真を撮るか書き出します。

ブレストの最中に書かれたものはいわば“速記メモ”なので、必要に応じて言葉を補って書いておかないと、あとで内容を思い出せなくなったりするので、アイデアが集まったらすぐに整理するようにします。

また、テーマオーナーは、発言者に質問したいことがあれば、場を終了する前に聞いておきます。

終了にあたって、テーマオーナーは参加者にお礼を言います。そして、皆で会場を片づけます。

アイデアリストを写真を撮る

 

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ブレインストーミング(英: brainstorming)あるいはブレインストーミング法(BS法)とは、アレックス・F・オズボーンによって考案された会議方式のひとつ。集団思考、集団発想法、課題抽出ともいう。日本語では「ブレスト」と略されること...

 

 

ブレインストーミングとディスカッションの違い

ディスカッションは、参加者同士が意見を交換したり、間違った考えを正したりする方法です。 ディスカッションでは、意見をぶつけ合って最終的な結論を導き出すことが目的ですが、ブレインストーミングでは、新しいアイデアを生み出すことが目的です。 これが大きな違いです。

ブレインストーミングの4原則

批判をしない
自由に発言する
質より量
連想と結合

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