- 不良率 defective fraction 【QC図解】
不良率 defective fraction 【QC図解】
英語:defective fraction 中国語:不良率
不良率とは
工場でよく使用されている不良品、不良率の用語であるが厳密にいえば不良品の定義が変わったので工場で発生する「基準を満たさない品物」は正しくは不適合品であり、その割合を表す用語は不適合品率である。
従来から「不良率」がこの意味で広く使用されているが,「不良」の用語が製品の検査の用語で意味が変わったため,より厳密な「不適合」が用いられるようになった.
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
不適合品と不良品の違い
「不良」とは、用途を満たさないことを意味、不良品とは、用途を満たさない製品ということです。
要するに、お客様が要求する品質を満たしていない製品ということです。
不適合品と不良品の違いは下記のとおりです。
・不適合品:規格・標準を満たしていない製品
・不良品:用途を満たしていない製品
必ずしも「不適合品=不良品」とはなりません。
例えば、製造規格(例えば20±1㎜)より長いビス(22㎜)を生産したとします。
この製品は不適合品です。しかし、お客様が期待する用途を満たしていれば、それは不良品とは呼ばれません。
まとめ
現在でも工場でよく使用されている不良品、不良率の用語であるが厳密にいえば不良品の定義が変わったので工場で発生する「基準を満たさない品物」は正しくは不適合品であり、その割合を表す用語は不適合品率である。
関連用語:不適合品率
不適合品率
1)サンプルに関して,不適合アイテムの数を,検査したアイテムの総数で除したもの,つまり
不適合品率=不適合アイテムの数÷検査したアイテムの数
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