- 品質特性 quality characteristic 【イラスト図解】
品質特性 quality characteristic 【イラスト図解】
英語: quality characteristic 中国語:质量特性
品質特性とは
「要求事項に関連する製品,プロセス又はシステムに本来備わっている特性
参考:
1.“本来備わっている”とは,そのものが存在している限り,もっている特性を意味する。
2.製品,プロセス又はシステムに付与された特性(例:製品の価格, 製品の所有者)は,その製品,プロセス又はシステムの品質特性ではない.」(Q9000)→特性,品質
3.品質工学では,システムの機能を確保するために必要とされ,仕様で規定される特性
備考:品質特性は生産用の特性であり,例えば,寸法,強度,材料の属性など製品の仕様の中で規定されていることが多く,その値が許容差内にない場合は不適合品であると判断されている。
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
わかりやすく 品質特性
品質特性とは、品質を構成する要素(特性)の事。例えば、鉛筆の品質特性は、芯の硬さ、消しやすさ、磨耗性など。
品質特性値と、品質特性を数値で示したものです。計量値と計数値に分けることができます。
品質特性の計数値とは、キズ、ピンホールなどのように、不良品の数や欠点数で考えるもの。
品質特性の計量値とは、寸法、重量などのように、測定できるもの。
品質特性は品物の良い悪いの判断基準となるものですから、なんらかの数値で表すべきです。
特に、ユーザーが評価する品質(例えば、自動車のエンジンならば、燃費や騒音など)をそのまま測定できればいいのですが、代用特性で評価する場合があります。
例えば、外観の良し悪しを、傷の数(計数値)で評価するとします。どの代用特性を選択するかはとても重要なポイントになってきます。
品質特性と管理特性の違い
品質管理のQC工程表での意味は
管理特性とは品質に影響を与える工程ごとの設備の加工条件のことを示したものです。 製品自体ではなく、機械や設備など設定や変更をすることで調整できる原因系の特性です。
品質特性とは工程によって製造された製品の品質を示したもので結果系の特性のことです。
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
QC工程表と品質特性
QC工程表で重要な項目として「管理点」があり管理点として原因の確認をする管理特性と出来栄えの結果を確認する品質特性がある。
QC工程表では原因系(加工)と結果系(検査)から管理点を明確にし、管理し異常に対してアクション」を取る。
関連サイト:QC工程表(QC管理図)の作成と活用、事例【イラスト図解】
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