- 小集団活動 small group activity 【イラスト図解】
- わかりやすい 小集団活動とは
小集団活動 small group activity 【イラスト図解】
英語:small group activity 中国語:小集团活动
小集団活動とは
10人以下の従業員により小集団を構成しそのグループ活動を通じて構成員の労働意欲を高めて,企業の目的を有効に達成しようとするもので,経営参加の有力な方法である.
この活動には職場別クループと目的別グループの二つの形がある.
①職場別グループ:QCサークルのようなもので同じ職場の人たちが集まって問題解決を図っていくもので,職場のある限り永続するもの.
②目的別グループ: プロジェクトチームやQCチームのようなもので,ある目的を達成すると解散す
るもの.
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
小集団 small group
「第一線の職場で働く人々による,製品又はプロセスの改善を行う小グループ.
参考:この小集団は,QCサークルと呼ばれることがある.」(Q 9024)
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
わかりやすい 小集団活動とは
・小集団活動とは第一線で働くスタッフが職場毎に職場の課題、問題点をテーマに取り上げてこれらを全員の創意工夫で解決していく小グループによる自主的な改善活動のことです。
・特に品質の問題を課題をメインに取り組む小集団活動は「QCサークル」と呼んでいます。
設備保全に関した小集団活動は「TPMサークル」です。
・現場の共通する問題点を抱えているメンバーが日々、発生している問題点の情報を共有化し、QC手法、IE技法で解析し、真の要因を究明して、改善していきます。
小集団活動が導入された背景
職場では、作業者が単独、あるいは共同で上司から与えられた業務を、機械や工具を使用し、あるいは作業環境に対応しながら目標に沿って生産活動を進めることになります。
しかし管理・監督者の眼の届かないところ、手の届かないところで発生している問題を解決していくには、その仕事を実際に行っている担当者自身に、問題点を発見し、解決してもらう必要が出てきます。
また管理・監督者の気付かないアイデア、創意・工夫をしてもらい、それを日常業務遂行の過程で生かしていく必要があります。
そこで今日、数多くの企業や職場では、こうした日常の管理行動の過程で、管理・監督者の眼や手の届かないところで発生している問題を解決したり、よりよい日常業務の達成を図っていくために小集団活動を導入しています。
小集団活動、QCサークルの基本的な考え方
小集団活動の定義
小集団活動の定義を、日常の行動レベルに合わせて5W1Hの考え方で整理すると、次のとおりです。
・な ぜ(Why)……従来の組織や職制ではなかなか眼の届かない、職場のきめ細かい問題について、
・だれが(Who)……同じ職場の人達が数名集まって、一つのグループを作り、
・どこで(Where)……そのグループの中で各人の役割分担を明確にして、
・い つ(When)……ちょっとした仕事の合間や、就業後の短い時間を活用して、
・なにを(What)……職場の身近な問題を発見し、解決していくために、
・どのように(How)……管理・監督者の指導・助言を受けながら、直接仕事にタッチしている人達の知恵と身体で、解決していく活動である。
小集団活動の目的
QCサークル活動の主な目的は、品質向上や生産性の向上を通じて、組織全体の競争力を高めることです。 また、職場環境の改善や業務改善を図るためにも活動が重要です。
小集団活動の重要な要素として、「ボトムアップ」というキーワードがあり、そして、その「ボトムアップの機能」を発揮するための仕組みとして小集団活動やQCサークルがあります。
小集団活動の利点、欠点
小集団活動の利点
定期的に小集団活動をすることで、社員一人一人の意見交換の場を作ることが可能。 自分の意見や他の人の意見を聞きながらプロジェクトの遂行方法をブラッシュアップしていくことで、やる気もさらに向上するでしょう。 その状態で仕事に取り組むことができれば、社員一人一人の能力もグッとアップするというわけです。
小集団活動の欠点
長時間の会議や活動に参加することで、メンバーの労働環境への負担が増え また、QCサークル活動は、多くの場合、勤務時間外に行われるボランティア活動として位置づけられています。 このため、活動時間の調整や労働環境のリスクが問題となることがあります。
小集団活動の事例
小集団活動の事例です。
*小集団活動の詳細は下記の記事を参照願いします。
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