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環境基準

典型七公害の環境基準
典型七公害の環境基準2
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環境基準 environment quality standard【イラスト図解】

英語:Environment quality standard     中国語:环境质量标准

環境基準とは

人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準として,終局的に,大気,水,土壌,騒音をどの程度に保つことを目標に施策を実施していくのかという目標を定めたもの。

環境基準は,「維持されることが望ましい基準」であり,行政上の政策目標である。これは,人の健康などを維持するための最低限度としてではなく,より積極的に維持されることが望ましい目標として,その確保を図っていこうとするものである。また,汚染が現在進行していない地域については,少なくとも現状より悪化することとならないように環境基準を設定し,これを維持していくことが望ましいものである。

また,環境基準は,現に得られる限りの科学的知見を基礎として定められているものであり,常に新しい科学的知見の収集に努め,適切な科学的判断が加えられていかなければならないものである。

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

 

典型七公害の環境基準とは

大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下及び悪臭の7種類の公害は、「典型7公害」と呼ばれており、公害対策基本法、環境基本法で環境基準が定められている。

排出基準と環境基準の違い

排出基準は事業者が守らねばならない基準。

環境基準は行政(自治体)が守らねばならない基準です。

大気中へのガス等の排出については事業者から排出される物質が環境中でおよそ10倍以上には薄められるであろうという期待から10倍にされたという経緯がある。

関連用語:環境管理

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