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規準型抜取検査

規準型抜取検査
規準型抜取検査
この記事は約4分で読めます。

規準型抜取検査   【イラスト図解】

英語:sampling inspection based on operating characteristics

中国語:标准型抽样检查

規準型抜取検査とは

抜取検査の型のうち出荷側に対する保護と受取側に対する保護の二つを規定し,両者の要求を満足するように組み立てた抜取検査。

出荷側に対してはなるべく合格としたい不適合品率βと生産者危険(α)を設定し,受取側にはなるべく
不合格としたい不適合品率葯と消費者危険(β)を設定し,両方を満たす抜取検査方式を設計する(平均値を保証する検査の場合にはp0の代わりにm0, p1の代わりにm1を設定する)。

普通,生産者危険α=0.05,消費者危険β=0.10の値が用いられる。

この型のJISの抜取検査にはZ 9002(計数規準型一回抜取検査),Z 9003[計量規準型一回抜取検査σ既知]],Z 9004[計量規準型一回抜取検査(σ未知)]がある。

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

関連サイト:工場での抜き取り検査と検査判定基準 【イラスト図解】

 

日本産業規格の簡易閲覧サイト

計数規準型一回抜取検査の日本産業規格の内容が記載されています。

計数規準型一回抜取検査

 

抜取検査の型

抜取検査は一般に次の四つの型に分類されており、規準型抜取検査はその一つです。

(a)規準型 (b)選別型  (c)調整型  (d) 連続生産型

規準型抜取検査

売り手に対する保護と買手に対する保護との二つを規定して売り手の要求と買手の要求を満足するように作られている。

売り手に対する保護は良い品質のロットが検査で不合格となる確率α(生産者危険という)を一定の小さい値に決めることによって与えている。

買手に対する保護は悪い品質のロットが合格となる確率β(消費者危険を一定の小さな値にして買い手の保護を保証する。

通常はα=0.05であり 100回のうち5回が良い品質のロットが検査で不合格となる。

又、β=0.10であり100回のうち10回が悪い品質のロットが検査で合格となる。

規準型抜取検査

規準型抜取検査

引用サイト:抜取検査の型

 

計数規準型抜取検査と計量規準型抜取検査の違いは

「計数」とは数えることのできるものであり、計数規準型抜取検査は抜き取ったサンプルの不良品の個数からロットの合否を判定します。

計数型のメリットとしては、個数で合否を判定できることから運用がとても単純なです、例えば、ロットからサンプルを100個抜き取って、不適合品が1個以下なら合格、2個以上なら不合格とすれば、計算も不要でミスも発生しません。

一方、計量規準型抜取検査はロットから抜き取ったサンプルの計量値を取得し、平均値標準偏差から合否を判定する検査方式です。

「計量」とは(けいりょう、measuring, measurement)とは、一般には、秤や容器などの計量器を用いて、質量、体積、時間、質量流量、圧力、磁束密度、吸収線量といった物理量の数量を測ることです。

計量規準型抜取検査のメリットとしては、計数型と比べて検査に必要なサンプル数を減らすことができる点があります。

計数規準型抜取検査と計量規準型抜取検査の違いは

計数規準型抜取検査と計量規準型抜取検査の違いは

 

計数規準型抜取検査  JIS Z 9002の使い方

計数規準型抜取検査は,売り手に対する保護と買い手に対する保護の二つを規定して,売り手の要求と買い手の要求との両方を満足するように組み立てられた抜取検査である。

売り手に対する保護とは,不良率p0%のような品質の良いロットが,抜取検査で不合格となる確率α(生産者危険)を一定の小さな値に決めていることであり,買い手に対する保護とは,不良率p1%のような品質の悪いロットが合格となる確率β(消費者危険を一定の小さい値に決めていることである。

一般には,α= 0.05,β=0.10と決めている。

実際の使い方の詳細は下記のサイトを参照してください。

関連サイト:計数規準型抜取検査 JIS Z 9002の使い方

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