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PDPC法

PDPC法

 PDPC法       【QC用語】

英語: process decision program chart

PDPC法とは

計画を実施していく上で,予期せぬトラブルを防止するために「事前に考えられるさまざまな結果を予測し,プロセスの進行をできるだけ望ましい方向に導く方法」

さらに,プロセスの進行過程において予期しなかった問題が生じたときは,その時点を起点として,できるだけ速やかに期待目標に向かって軌道修正するためにもPDPC法が用いられる.

PDPCは, process decision program chartの頭文字をとっだもので,近藤次郎が問 題解決・意思決定の手法として開発した.

新QC七つ道具の一つにあげられている.

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

わかりやすく PDPC法

PDPC(Process Decision Program Chart)は過程決定計画図といわれ、近藤次郎博士が開発した手法です。
問題解決をしていくうえで、情報不足や環境などの変化による不測の事態をあらかじめ想定して、不測の事態が発生したときの対応策を計画に織り込み、問題解決への望ましい結果にいたる過程を定める手法です。

とくに、新製品・新技術の開発段階で不測事態の発生が予測される場合や、営業の受注活動のように相手先の事情や競合企業との関係など、受注獲得段階で予測困難な事態が起こり得る場合に活用するのが効果的です。

PDPC法には、計画時に不測事態を想定して、その打開策を事前に幾通りか考え目的を達成する「強制連結型PDPC」と、不測事態の発生都度打開策を考えて、最悪の事態を回避する「逐次展開型PDPC」の2つがあります。

まずは、気楽にスタートからゴールまで書いてみます。そして、いろいろな人たちの意見を聞いたりして修正を加えていきます、リスク検討を行うとき、リスクマトリックス図などを作成して、PDPCに書き込んでいきます。

PDPC図の作成例と留意点

PDPC法は、解析手法というより発想手法であり、図の作成にも決まった方法はありません。

作成の留意点としては、

①PDPCを作成するにあたって、必要な方策や起こり得る不測事態をできる限り網羅するためには、数人のグループを編成して行なうのが効果的。

②実行段階で当初予期しなかった事態が発生したときに対応できる体制を確保していくことなどが挙げられます。

PDPC図の作成例は下記のとおり。

PDPC法-事例

 

 

 

 

 

 

 

 

PDPC図の作り方 事例等については下記の記事を参照願いします。

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わかりやすい PDPC法(過程決定計画図)【イラスト図解】
PDPC(Process Decision Program Chart)は過程決定計画図といわれ、近藤次郎博士が開発した手法です。 問題解決をしていくうえで、情報不足や環境などの変化による不測の事態をあらかじめ想定して、不測の事態が発生したときの対応策を計画に織り込み、問題解決への望ましい結果にいたる過程を定める手法です。
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