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歯止め

歯止め イラスト
歯止め
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歯止め  【イラスト図解】

英語:brake   of   an  effect   standardization    for  effect  mar

中国語:控制

歯止めとは  QC用語

QCストーリーのワンステップで効果の確認の次に行う手順のこと。
対策を打ち,効果が確認できたら,その効果が継続するよう対策及び効果の歯止めをしておかなければならない。

歯止めでは,効果のあった対策を標準化し,好ましい結果が継続されるようにやり方,仕組みを決め,規定や手順書に反映させる。

また,関係者に新しいやり方を周知徹底させ,確実に実施できるように教育・訓練を行う必要がある.最後に管理図やチェックシートなどを用いて維持されていることを確認することになる。

歯止めがきちんとしていないと,せっかく進めてきた改善がそのときだけの効果となり,将来の維持につながらず,問題の再発ということが起こってくる。すなわち,歯止めは問題に対する再発防止のアクションを文書化し、標準化し定着化させる事。

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

歯止めとは わかりやすく

簡単に言うと歯止めとは、再発防止のことで、成功施策を標準化して広く業務プロセスに取り入れることにより、問題の再発を防ぎ、体質強化につなげていきます。

実際の現場では標準化して文書は変更しても、実際にそれが守られて定着するまで、啓蒙を行ったり、担当者に教育を実施したりしながらフォローを継続しなければなりません。

定着度合いを数値化して図表で確認することも大事です。このことを維持活動と呼びます。維持活動を行いながら、現実と合わなくなってきた場合には改定が必要となります。

また改善策を他の職場、関連部門などにも水平展開して、会社全体に反映されるよう働きかけます。

現在ではQCストーリーのステップでは、「歯止め」は用いず、「標準化と管理の定着」と呼ばれています。

つまり、歯止めとは以下のことを言います。

改善活動によって、問題が解決して成果が得られたとき、その問題が繰り返されないよう、効果が得られた対策を標準化すること、これを歯止めと呼びます。

ただし、対策を作業手順書として標準化しても、その作業手順が守らなければ、問題が繰り返されてしまい、「歯止め」が効かないと言えます。

よって、標準化した作業手順が、管理され、定着してこそ、歯止めが効いているといえます。

なので、「歯止め」とは、対策を標準化することであり、「歯止めが効いている」とは、標準化した内容が管理され、現場に定着している状態といえます。

なので、歯止めとは、標準化と管理の定着とも言えます。

ただし、歯止めとは、対策の標準化であり、対策は主に問題解決型での取り組みです。

たまに、課題達成型のQCストーリーで「標準化と管理の定着」のステップを「歯止め」と勘違いしている人がいるので要注意です。

対策と方策は意味が違います、「方策」とは、なにかしらの問題が起こる前に、計画を立てて、あらかじめ策を講じることを意味します。課題達成型で扱います。

一方で、「対策」はすでに起こっている問題に対応するために策を講じることです。問題解決型で扱いまうす。

よって歯止めは、基本的に課題達成型のステップでは使われません。

歯止め イラスト

歯止め

 

輪止めと歯止め 違い

自動車の歯止めは停車中のトラックが勝手に動かないように、タイヤの回転を止める道具のことです。

歯止めは「車輪止め」「輪止め」「車止め」などと呼ばれる場合もありますが、全て同じものを指す言葉です。

一方、ビジネス、品質管理で使用される歯止めの言葉の意味はコントロール、標準化&管理の定着化です。

使い方としては物事の進行を食い止めようとしても食い止めることができない、という意味で用いられる表現です、悪化している事柄について使われ

例えば、『その対策では不良の歯止めが効かない』ように使われます。

再発防止対策 と 歯止めの違い

再発防止対策はまた起こらないようにするという意味です。

再発は、同じようなことがまた起こる事。

防止は、よくないことが起こらないようにすること事です。

歯止めはこれ以上進行させないという意味です。

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