- オートメーション automation 【イラスト図解】
オートメーション automation 【イラスト図解】
英語:automation 中国語:自动化
オートメーションとは
機器、プラントの運転、操作、調整、制御、管理、あるいは情報処理などを、人間に代わって自動的に行なう機械装置。
工場における生産工程の自動化を図るシステムのこと。FA(エフ・エー)と略される。
産業用ロボットを多用して、従来人間によって行われていた作業を無人化することで、人間による作業ミスの削減、作業効率、人間に対する安全性の向上を図る。既存の作業ラインを無人化する場合と、ラインを新設する際に無人化する場合がある。
ファクトリー・オートメーションのメリット
コストを抑えるために生産拠点を海外に移した企業も多くありますが、近年では人件費の高騰により海外生産のメリットが少なくなっています。さらにグローバル競争も激化し、生産現場には抜本的な改革が求められています。その手段のひとつがファクトリー・オートメーションです。
少子高齢化に向けた省人化ラインの実現
2030年に日本の就労世代である16~64歳までの人口が現在より1,400万人減少すると予測されています。このような少子高齢化による労働人口減少という課題を解消するためには、省人化を実現できるFA化が必須です。
人件費の削減
完全自動化に近いファクトリー・オートメーションであれば人的コストを最小化し、生産性を最大化できるので、労働賃金に左右されることなくの高収益化が図れます。
製造時間の短縮
ボトルネックになりやすい検査工程の時間短縮が可能です、例えば目視で1秒間に検査できるのはせいぜい数個単位ですが、最新の画像処理センサを活用すれば1秒間に約300個と100倍近い検査が可能です。
検査工程の時間を大幅に短縮でき、生産コストの圧縮にも効果を発揮します。
工場のオートメーション化
ファクトリーオートメーション(工場の自動化)とは、工場で行われている加工、組み立て、原材料・製品などの運搬や、全体の管理の自動化のことを示します。 従来、人の手によって行われていた作業を自動化することで、生産の効率化、品質の安定、人件費の削減などが期待できます。
工場のオートメーション化の事例
食料品製造業のオートメーション化の事例
食料品製造業における自動化の代表的なものが仕分け作業です。
従来は、ベルトコンベアで次々と流れてくる食品の仕分けや箱詰め作業を人の手で行っていました。大量生産する時や複数の商品を同時に生産しようとすると、多くの人手が必要となっていましたが、現在ではこの作業をロボットが担えるようになっています。
金属・プラスチック製品製造業オートメーション化の事例
プラスチック製品を生産する方法で、主流となっている射出成形のFA事例を紹介します。
射出成形とは、射出成形機と呼ばれる生産設備に金型を取り付け、溶かしたプラスチックを流し込むことによって製品形状に仕上げる工法です。
FAとIoTの違いは
FA(Factory Automation)とは、工場の自動化や製造ラインの自動化に使われる機器のことを指します。 基本的には生産工程だけでなく、受注、設計、検査、出荷などを総合的に自動化することです。 また、IoT(モノのインターネット)とは、モノとモノ、モノと人を連結させて、ビッグデータを収集、分析することです。
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