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検査規格

検査規格
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  1. 検査規格  test  specification   【イラスト図解】
    1. 検査規格とは
    2. 検査規格と検査標準の違い

検査規格  test  specification   【イラスト図解】

英語:test  specification        中国語:检查规格

検査規格とは

製品の品質を確保するため,原材料,部品の購入から,製造作業を経て,製品が完成するまでの生産活動の各段階において,測定・試験により得られた結果を あらかじめ定められた品質判定基準と比較し,合否の判定を下す検査作業について,同じ品質水準,同じ条件で実施するために,具体的に決められた検査方法の標準

検査規格には,検査をする対象,場所などから,でき上がった製品に対する製品検査規格,納入原材料・部品・外注品などに対する受入検査規格,製造作業中の工程間で行われる検査に対する中間検査規格などがある.

一般に検査規格には,検査項目と検査順序,検査方法(全数検査か抜取検査かの検査方式など),個々の検査項目に対する測定・試験の方法と判定基準,総合判定の基準,検査後の処置などを決めておく.

一般に検査方式はJIS Z9015-0(計数値検査に対する抜取検査手順一第0部:JIS Z 9015抜取検査システム序論)に従って決めるとよい.

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

 

検査規格と検査標準の違い

検査規格書は、製品や部品が満たすべき具体的な品質要件や特性を定義する文書です。これには、製品の寸法、形状、材質、性能などの詳細な仕様が含まれ、製品設計の意図を反映しています。また、製品がこれらの規格を満たしているかを判断するための詳細な検査方法や手順も記載されています。

一方、検査基準書は、製品検査のプロセス自体に焦点を当てた文書で、どのようにして製品が検査され、品質が評価されるべきかについての指針を提供します。これには、検査に使用される具体的なツールや機器、検査を行う条件、検査員の資格、検査頻度、データ記録の方法など、検査プロセス全体の管理項目が含まれます。

つまり、検査規格書は「何を検査するか」に焦点を当て、製品の品質要件を定めるものであり、検査基準書は「どのように検査を行うか」に焦点を当て、検査プロセスの実施方法を規定するものです。

検査規格書と検査標準書の違い

検査規格書と検査標準書の違い

 

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