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設備保全

設備保全2
  1. 設備保全   Equipment Maintenance   【イラスト図解】
    1.  設備保全とは
    2. 設備管理と設備保全の違い
    3. 設備保全、生産保全、TPMの違い

設備保全   Equipment Maintenance   【イラスト図解】

英語:Equipment Maintenance          中国語:设备维护

 設備保全とは

「設備性能を維持するために,設備の劣化防止,劣化測定及び劣化回復の諸機能を担う,日常的又は定期的な計画,点検検査調整,整備,修理,取替えなどの諸活動の総称.

備考:設備保全を行う部門によって,保全部門の組織に属する保社員が行う専門保全,設備の運転部門(主として製造部門)の組織に属する保全員が行う自主保全がある.」(Z 8141)

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

関連記事:TPM

 

設備管理と設備保全の違い

設備管理とは、JIS規格上では下記のように生産管理用語の一つとして定義されています。

設備管理 (Equipment management) :設備の計画、設計、制作、調達から運用、保全を経て廃却・再利用に至るまで、設備を効率的に活用するための管理。

つまり設備管理とは保全業務におけるマネジメント領域も含めた活動のことを指し、広義では保全と同義に捉えることができます。重要であるのは、設備の運用のみでなく、事前の計画や補修などの範囲を含めた全体のマネジメントによって設備を正常な状態で稼働維持されることです。

関連用語:設備管理

設備保全、生産保全、TPMの違い

PMという言葉は最初に米国から日本に入ってきた1950年頃には予防保全Preventive Maintenance)の意味で使われていた。

更に1950年代から60年代にかけてこの予防保全に続いて生産保全((PM: Productive Maintenance)、 改良保全(CM:Corrective Maintenance)保全予防(MP:Maintenance Prevention)信頼性工学(Reliability Engineering) 保全工学(Maintenability Engineering)など数多くのことを米国から学んできた。そしてPMといえば設備管理の代名詞に思えるほど、米国流PMが日本に普及した。

保全を経営的視点から実施する生産保全(PM)はGE社が1954年に提唱したものであるが設備管理部門中心の故障停止ロスと保全費の削減から,システム運営を含めて全社的総合的設備管理である日本独自のTPMへと発展している.

つまり、米国流の生産保全(PM)に対して 日本流に工夫を加えて、日本式PMに仕立て直したのが TPM(Total Productive Maintenance)だということができる。

TPMは日本で生み出した日本独特の全社的設備管理方式であるがもちろん、米国から学んだPMの技術手法がベースになっていることはいうまでもない。

設備保全、生産保全、TPMの違い

設備保全、生産保全、TPMの違い

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