サンプリング

サンプリング　sampling    　【イラスト図解】

英語：sampling　　　　　　　　　　　中国語：抽样

サンプリングとは

「母集団からサンプルを取ること．

備考：サンプリングを，抽出，標本抽出，抜取，試料採取ともいう.」（Z 8101-2）

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

サンプリングとサンプルの違いは何ですか？

サンプル（標本）は、母集団か抽出された一部のデータの集合体であり、母集団を推測するための情報源として利用されます。

一方でサンプリング（標本抽出）とは、母集団から標本を抽出することです。つまり、標本抽出は標本を取得する手順であり、標本は標本抽出の結果得られるものです。

サンプリングとサンプルの違い

サンプル、サンプリング、標本調査については下記の記事に詳細を記載しています。

関連記事：統計調査とサンプリング、標本調査

＊下記にサンプリング関連用語を記載。

サンプリングカード　cards for random　sampling

ランダムサンプリングを簡単に行うために，あらかじめ作成されたカード．
母集団である品物の並び方を表現したカードを100枚以上用意して，その１枚１枚に抜き取るべき品物にランダムに印をつけておく．実際に用いるときはよく切ってその１枚を抜き，そのカードに印づけられた晶物を抜く．→ランダムサンプリング

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

サンプリング　間隔　sampling interval

N個からなる母集団からn個のサンプルを抜き取ったときの1/a≡N/nをいう．

これは抜取比ａ≡n/Nの逆数に等しい.サンプリング間隔の決め方としては一般的には工程異常原因を見逃かさない程度の間隔であることが望ましい．したがって，原料ロットが比較的安定していて，工程の変動が小さいような場合にはサンプリング間隔を決めるのは容易であるが，原料や工程が不安定で，絶えず機械の調節を行っているような場合にはサンプリング間隔の決定は困難になる.

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

サンプリング誤差  sampling error

サンプリングに起因する推定量の誤差.｣(Z8101-1)
サンプリング誤差は，精度と偏りに分けて考えられるが,一般には，｢サンプリング精度｣を意味する．

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

サンプリング誤差  sampling error

サンプリングに起因する推定量の誤差.｣(Z8101-1)
サンプリング誤差は，精度と偏りに分けて考えられるが,一般には，｢サンプリング精度｣を意味する．

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

サンプリング重点的再抽出法

英語：sampling importance resampling method

密度関数がπ(ｘ)であるような確率分布からの乱数を発生させる方法の一つ．目標とする確率密度関数π(ｘ)とその近似密度関数ｇ(ｘ)との近さの度合いを有限個の点で求め，これを重みにして再びサンプルを抽出するため，重み付き再サンプリング法とも呼ばれる．

具体的には，
①ｇ(x)からM個のサンプルｘ1,…,xmを発生させる．

②重み(重点比)wjをwj∞π（xj）/g(xj)とする。
ただし,j＝1,…M.

③(ｘ1,…,XM)の中からm＜(M)個のｘを非復元抽出により確率Pr(Ｘ=x1)=Wj/Σで発生される。
→重点的サンプリング，棄却サンプリング

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

サンプリング単位　　sampling unit

｢1.母集団を構成する単位.2.一つの場所から一度に取られたサンプルを構成するもので，製品，材料，サービスのひとまとまり.｣(Z 8101-2)

サンプリング単位は，一つのアイテムでも複数のアイテムであってもよい．

例えば，１箱のマッチ．この場合，試験結果はサンプリング単位として得られる．
また，離散量としてのアイテムでもよいし，規定された量のバルクマテリアルでもよい．

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会