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信頼性

信頼性 イラスト
信頼性 
この記事は約3分で読めます。
  1. 信頼性 reliability  【イラスト図解】
    1. 信頼性とは
    2. 信頼性工学 reliability  engineering
    3. 信頼性、可用性の違い

信頼性 reliability  【イラスト図解】

英語:reliability                                                      中国語:信赖性

信頼性とは

「アイテムが与えられた条件のもとで,与えられた期間,要求機能を遂行できる能力.」                                                                             (Z 8115)

ここで,アイテム(item)とは,システムからサブシステム,機器,装置,構成品,部品,素子及び要素に至るまでのあらゆる対象(ハードウェア,ソフトウェア,人間要素など)を表す.

こうしたアイテムのもつ性質を信頼性と定義する.
また,IEC 60300 にて,これまでの広義の信頼性はディペンダビリティ(信頼性)と定義され,信頼性(reliability)は,狭義のものに使用が限られる.

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

信頼性工学 reliability  engineering

「アイテムに信頼性を付与する目的の応用科学及び技術.(旧Z 8115)
  例えば,1960年代の後半に入り,カラーテレビ,乗用車,クーラーといういわゆる3Cという機能的耐久消費財の普及に伴い,「商品という物を買う」という考え方から「機能(働き)を買う」というようにユーザーの考え方が変わってきた.

どんなに優れたデザインの車でも,動かない車は,スクラップ同然である.またこの機能はユーザーが期待する相当期間,持続する必要がある.

一方,宇宙ロケット,航空機のようにシステムが複雑になればなるほど,そのシステムの信頼性に関し個々の知識や技術だけでは解決しえない問題がより多く発生し,固有技術を総合化し,これらを融合する必要が生じる.この目的で生まれた管理技術が信頼性工学である.

設計においては,「いままで偶発事象,不可避なできごととして,目をつむってきた事象にメスを入れて,できる限り必然事象の領域にまでひきずり込み,意識的かつ合理的に,設計し制御すること」を主眼とし,このためには,品質管理,OR,確率・統計など,種々の管理技術並びに科学技術の適用と応用が必要とされ,これらの総合的な工学分野として位置づけられる.

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

 

信頼性、可用性の違い

信頼性(Reliability)とは、「障害の発生のしにくさ」のこと。具体的には、システムやサービスが使えなくなる頻度やその間隔を示す指標である平均故障間隔(Mean Time Between Failures)で表現される。

一方の可用性(Availability)とは、「システムやサービスが利用できる時間の割合」のこと。稼働率で表す。

両者の違いは、「2000時間故障しないで稼働できるが、故障すると2000時間使えない機器」と、「98時間稼働すると、故障して2時間使えなくなる機器」で考えるとわかりやすい。

この場合、前者は信頼性が高いといえる。一度稼働し始めれば確実に2000時間は動き続けるからで、故障間隔が短い。その一方で、後者は稼働率が98 %で可用性が高いといえる。ちなみに前者の稼働率は50%である。

信頼性、可用性の違い

信頼性、可用性の違い

*信頼性の詳細は下記の記事を参照願います。

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