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受入検査

受入検査とは
受入検査とは
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受入検査  acceptance inspection  【イラスト図解】

英語:acceptance inspection    中国語:验收检查

受入検査とは

製品を受け入れた時に行う検査。
物品を受入れる段階で,受入の可否を一定の基準のもとで行う検査(Z 8141)

受入検査は,委託(外注)先の作業が完了し,発注(外注)仕様書に記載された納入物がすべて完成した時点で実施される検査である。この検査に合格することが検収の前提条件である。受入時の検査は,書類のみによる間接検査(証拠検査)と実際の動作確認による直接検査(機能検査)とがある。

 

受入検査の目的

受入検査は、製品の製造に欠かせない原料や資材が入荷した際に行われる検査で、それぞれが品質基準に適合しているかどうかを調べます。

受入検査にはいくつかの主要な目的があります。

品質保証

受入検査は、不良品や仕様と異なる部材・材料を発見し、生産工程に導入される事前に排除することを目的としています。これにより、後続の工程での問題を減少させ、品質が確保がされます。

コスト低減:

早期に不良品を発見・排除することで、後の工程での問題に起因するコスト増や再作業、クレーム処理などの追加コストを防止可能です。

サプライヤーとの問題意識共有化:

定期的に受入検査を行うことで、サプライヤーとの間にフィードバックのループが構築されます。このフィードバックを元に、サプライヤーは品質の向上や改善活動を進めることが可能となり、双方の関係強化に寄与します。

お客様への信頼の確保:

適切な受入検査によって、一貫した品質の製品を提供することができるため、お客様からの信頼を獲得・維持することが可能です。

受入検査の目的

 

受入検査の項目

受入検査で の検査項目は、一般的に、 寸法精度検査、取り合い部検査、外観検査、溶接部の内部欠陥検査、スタッド溶接部検査、付属 金物類検査、出来高検査等が挙げられます。

コンクリート受入検査の項目

コンクリートの場合の受入検査の項目は以下のとおり。

スランプ試験:

凝固前の生コンクリートの流動性を示します、値が大きいほど流動性が高いことを表します。許容差を超えるとコンクリートの品質低下を招きます。

塩化物量:

許容値を越えて含まれる塩化物はコンクリート中の鉄筋が錆びやすく、その為、塩化物総量は原則として0.30kg/㎥以下に規制されています。

空気量:

空気量は、生コンクリート中の流動性に影響を与え、値が大きいほど流動性が高いことを表します。

圧縮強度試験:

受入検査時に供試体を取り、これを使って1週間後、4週間後に圧縮強度試験を行い、計画されている強度を発現しているか検査します。

生コンクリート 受入検査 項目

 

受入検査の基準

受入検査の時に用いられる基準は以下のとおり。

JIS Z 9015:

抜取検査の基準を示す国内規格。サンプルの抽出方法や判定基準などを具体的に定めています。

 

AQL(許容品質水準):

検査を行う際の品質の許容範囲を示す指標。AQLに基づいて、品質の合否を判断します。

仕入先の出荷検査成績表:

受入検査時の基準として重要。供給元が提供する出荷検査の結果が記載されており、その情報を基に受入検査を実施します。

仕入先の出荷検査成績表

関連用語:購入検査

 

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