- 完成品検査 finished goods inspection 【イラスト図解】
完成品検査 finished goods inspection 【イラスト図解】
英語: finished goods inspection 中国語:成品检验
完成品検査とは
製造ラインにて最終的に行う外観検査、機能検査のこと、出荷検査とは異なり、全数検査を基本とする。
製造過程における検査の1つで、製造工程の最終段階で行う検査を指す。これは、完成品が製品としての要求事項を満足しているか否かの判別がなされ、顧客に対する信用の低下や各種の問題、損失を未然に防ぐために行われる。
製造過程には、そのほかに、受入検査や工程検査があるが、これらは購入原材料や加工部品、組立品など構成品を対象とした検査で完成品の検査ではない。最終検査では顧客の要求も含め製品全体を検査する。
完成品検査と出荷検査、最終検査の違い
最終検査は、顧客の要求も含め製品全体を製造工程の最終段階で行う検査で完成品が製品としての要求事項を満足しているか否かの判別がなされ、顧客に対する信用の低下や各種の問題、損失を未然に防ぐ為に行われます、一般的に完成品検査と同じ意味を持つ。
最終検査後に直ぐに出荷すれば出荷検査と同じ内容の言葉となるが長期に保管してから出荷する場合は出荷前に出荷検査を行う。
出荷検査は、出荷直前に行う品質確認のための検査で、取引先に製品を納めても問題ないのかを確認する検査工程となっています。出荷検査で漏れが発生すれば市場に不良品が流出してしまうため、製造業において出荷検査は最後の砦といえる検査工程です。
製造後~出荷までに起こる劣化には、次の2通りがある。
①経時的な劣化
高温、低温、高湿度環境での長期間の保管や保管状態が適切でなかったことにより発生する、変色や錆、ねじのゆるみなど
①人的な劣化
乱雑な運搬の結果として、衝撃、振動による運搬中に起こす変形やキズといった劣化
出荷検査は、これらの劣化をチェックし、出荷品質の安定を図るために行われます。
関連用語:出荷検査
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