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慢性不良

慢性不良
慢性不良

慢性不良 sporadic   defects   【イラスト図解】

英語:sporadic defects            中国語:慢性缺陷

慢性不良とは

長期的に持続して発生している不良、目安として『連続して3カ月以上、不良項目のパレート図でワーストスリー(三悪)に入っている不良』

その対策では先入観にとらわれず、「現場で現物を現実的に観る事」が必要である。

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

 

わかりやすく  慢性不良

管理状態にある工程において,長期間で継続的に発生する不良.

工程では不良はその発生の頻度によって「突発不良」と「慢性不良」とに区別することができる.

両者はその原因のタイプが異なるため,解析の仕方,対策の打ち方も異なる.

慢性不良と突発不良の比較

慢性不良と突発不良の比較

慢性不良と突発不良の比較

慢性とは常時,同一の現象が,あるバラツキの範囲で発生するものをいい,突発とは,慢性的に発生する現象が,あるバラツキの水準から突発的にとび出したものをいう。同一現象が量的に多くなる場合と,異質の現象が現れる場合がある。

 

突発的なものは復元的問題であり,何かの条件変動(治工具,作業方法,設備の状態)が起きたときに発生するもので,元の水準に戻すための復元的対策が必要である(下図参照)。

 

慢性的なものはやっかいな問題であり,種々の対策を打ってもなかなか解決されない問題であり,対策としては従来とは異なった革新的な対策,すなわち見方を変えた管理ポイントを新たに設定し,管理することが必要である。

ジュラン博士は,”現代品質経営”の中で次のように表現している。

「突発的なものは,状況の変化によって起きるものであり,その変動要因を復元しさえすれば,元の状態に戻る。慢性的なものは,持続性の好ましくないものであり、従来の管理ポイントを全面的に見直す必要がある。現状打破(Break Through)の考え方が必要である」

 

 慢性不良の特徴

まず「慢性不良の考え方」について説明していく。慢性不良を改善する場合に重要なことは,まず「慢性不良の特徴を十分に把握する」ということである。

慢性不良の特徴を整理すると,次の2点にしぼられる。

(1) 原因は1つであるが,原因となるものは数多くあり,それがそのつど変わる

(2) 複合原因により発生し,その要因の組合わせがそのつど変わる

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