3シグマ限界 three sigma limits 【イラスト図解】
英語:three sigma limits 中国語:三西格玛极限
3シグマ限界とは
「シューハート管理図に用いる統計量の標準偏差の3倍の幅をもっ管理限界.」 (Z 8101-2)
統計量に正規分布が仮定できるとき工程が管理状態にあるならば統計量の値が3シグマ限界を超える確率は0.27% (千分の三)となる.
したがって,管理図が管理外れを示したとき,工程が管理状態にあることは極めて稀であるので異常の判定をする.
“商談の成立するのは,千口のうちで三口ほどという意味”を“千三つということから,3シグマ限界を千三つの法則ということがある.
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
3シグマ限界 事例
工程能力指数Cp=1の場合、3シグマ限界を超える確率は0.27% (千分の三)となる.
技術者が公差を設定し、この片側(仮に上限側)の公差値を超える確率、すなわち不良率が0.135%の状態となります。寸法公差のように両側規格を考える場合、反対側(上限側に対し下限側)も同じ不良率になるので、
上下限を超える不良率は、以下のようになります。
0.135%+0.135%=0.27%=0.3%
1000個作ると3個不良ということになります。これが、Cp=1の時に統計学的に推定できる不良率です。
千三つの法則
千三つとは「1000件のうち3件の確率」、つまり反応率が0.3%程度という意味の慣用句。読みは「せんみつ」。
不動産物件の成約率が1000件に3件程度だったことから、土地売買の職業のことをかつて「千三つ屋」と呼ぶことがあった。そこから派生して、商品開発の難しさやインターネットのバナー広告のクリック率なども概ねその確率であることから、「千三つ」と表現されることがある。
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