KPl key performance index 重要業績指標 【イラスト図解】
バランストスコアカードに記載される成果指標及びパフォーマンスドライバーのうち,SBU(戦略的事業 単位)にとって戦略遂行上特に重要なものをいう.しかし,バランストスコアカード上に表現される業績指標は,せいぜい20から2ダース程度といわれるから,どの指標もKPIであるといえなくもない,むしろ,バランストスコアカードにはKPI以外を書き込んではならないといったほうが適切.
仕事をマネジメントするうえで、目標は重要なツールです。
工場であれば、「半期で2000万台を達成する」とかとか。品質管理部門であれば、市場不良率を何パーセント減らすとか。具体的な数字で設定し、後できちんと評価できるようにします。
目標の達成に必要な「個々の目標」などを割り出す。しかし、高い目標を背負うのは誰でもつらいもの。それに目標は、半年や1年と長いスパンで設定するのが普通です。日々の仕事をこなすうちに、目標のことなんか忘れてしまいがちでもあります。
あるいは、「日々の仕事」と「会社が定めた目標」がリンクしていないと感じて、意識から排除してしまう人もいるようです。こうなると、目標は形骸化してしまったも同然。目標が未達成に終わるのも当たり前です。
このようなことが起きないように目標のほかに、自分の具体的な行動につながる指標としてKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)を設定する。この指標により目標を意識しつつ、日々の活動の質を上げることができます。
例えば、工場で半期で2000万台の「生産」を達成するために、現状の人員、設備稼働率、不良率を考慮して中間指標を設定するような方法です。
ある意味では、会社の期待する目標をクリアするために、これこそが日常で意識すべき「本当の目標」と言えるかもしれません。
KPIを設けると、短期間で行動に対する評価を行うことができます。「このままでは目標達成できない。気合を入れ直して行動量を1.2倍に増やそう」などと、途中で行動の修正など対策を講じるやすくなります。
KPIはグラフ化して職場内で「見える化」すると、より効果が上がります。「誰かに見られている」という意識から緊張感が出るのに加えて、周囲も「数値が下がってきたね。やり方を見直した方がいいよ」とアドバイスをしやすくなります。
このようにKPIは、スパンの長い「目標」の達成精度を上げるために有効なツールです。ただ、指標に縛られる立場にしてみれば、常に数字に管理されているようで居心地が悪いとか、数字のプレッシャーでつらいといった気持ちになるもの。
KPIチャートの作成手順は下記のサイトを参照してください。
関連サイト:KPIマネジメント【イラスト図解】
ブックマーク