- 改善 カイゼン improve 【イラスト図解】
改善 カイゼン improve 【イラスト図解】
KAIZENとは
「小人数のグループ又は個人で,経営システム全体又はその部分を常に見直し,能力その他の向上を図る活動」(Z 8141)
日本の品質管理における改善活動が世界的に知られるようになって,海外で使われた用語、現在では,継続的改善といわれることが多い。
工場での改善活動
現状での作業における問題点を発見し,よりよい作業の状態を生み出す活動。
日本で発達した総合的品質管理活動の象徴的言葉で,品質の改善,工程の改善,仕事の改善などを目指す組織的な活動。
組織の従業員全員が参加し,統計的方法や多くのQC手法を駆使し,QCストーリーなどの問題解決手順の活用を行うなどの特徴かある。
一方,小集団活動での改善などを中心に比較的変化の小さい改良を改善といい,革新的な改良と区別する人もいるが,本来の改善活動には革新的な改良やプレークスルーなども含まれていた。
国際的になったTQMでは,改善活動は,継続的改善といわれ,lSO 9000 や14000の原則になっている。また,改善の組織的な活動か更に体系化されてシックスシグマといわれる方法論に発展した。
工場改善 目に見える管理 事例
作業についての情報を組織内で共有させることにより、現場の問題などの早期発見・効率化・改善に役立てることを目的とする。業種などにより適用方法は異なるが、一般的には問題・課題の認識に利用される。図・表・グラフにして可視化する場合もあれば、音・光による体感認識を用いた可視化もある。
問題の解決策を講じるために、問題点の把握を目的として見える化を行うことがある。
関連サイト:見える化 改善提案事例
食品工場での改善事例
食品工場にある七つのムダ
トヨタ自動車では絞ったタオルをもう一度絞りなおして無駄を無くすと言われており、ムダ撲滅の基本を七つにまとめている。
元副社長の故大野耐一氏が提唱したもので、この思想は食品工場の改善にもそのまま採用できる。材料が異なるだけで、製品の作り方の原理は共通する。
方法としては、現場で今行っている作業を見ながら、七つのムダの概念と独自の着眼点、動作経済の原則の視点から現場を改善する。
七つのムダとは次のようなものである。
①作り過ぎのムダ
②手待ちのムダ
③運搬のムダ
④在庫のムダ
⑤動作のムダ
⑥不良を作るムダ
⑦加工そのもののムダ
関連サイト:食品工場 カイゼン 基本【図解】
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