- 母集団 population 【イラスト図解】
母集団 population 【イラスト図解】
英語:population
母集団とは
「考察の対象となる特性をもつすべてのものの集団.
備考1.確率変数が対象の場合には,母集団の定義のために確率分布を用いる.
備考2.母集団の一部として定義される集団を部分母集団(sub-population)という.
備考3.通常サンプルに基づいて処置をとろうとする集団が,そのサンプルによって代表される母集となる.」 (Z 8101-1)
通常,品質管理で問題とする母集団とサンプル(標本)との関係は下図のとおりである.
抜取検査の対象となるロットや標本調査の対象となる集団のように,有限の構成要素からなる母集団を有限母集団,ある工程から生み出されるであろう特性値の集団やある物体の重さを繰り返し測定すれば得られるであろう値の集合のように仮想的な無限回の繰返し試行によって得られる母集団を無限母集団と呼ぶ.
後者は一種のモデルであり,概念上の存在である.統計的推測においては,無限母集団のばらつきの状態を確率分布で表現する.すなわち,得られたサンプルはある確率分布に従う確率変数の実現値とみなされる.
わかりやすく 母集団、サンプリング、サンプル
母集団とは、統計対象となる全ての集合を指します。
標本とは、母集団から抽出した部分集合を指します。
サンプル(標本)は、母集団か抽出された一部のデータの集合体であり、母集団を推測するための情報源として利用されます。
一方でサンプリング(標本抽出)とは、母集団から標本を抽出することです。つまり、標本抽出は標本を取得する手順であり、標本は標本抽出の結果得られるものです。
サンプル、サンプリング、標本調査については下記の記事に詳細を記載しています。
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