PDPC法 【QC用語】
英語:process decision program chart 中国語:过程决策程序图
PDPC法とは
計画を実施していく上で,予期せぬトラブルを防止するために「事前に考えられるさまざまな結果を予測し,プロセス の進行をできるだけ望ましい方向に導く方法」。
さらに,プロセスの進行過程において予期しなかった問題が生じたときは,その時点を起点として,できるだけ速やかに期待目標に向かって軌道修正するためにもPDPC法が用いられる.
PDPCは, process decision program chartの頭文字をとったもので,近藤次郎が問題解決・意思決定の手法として開発した、 新QC七つ道具の一つにあげられている.
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
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PDPC法(Process Decision Program Chart method」
“PDPC”とは,「目標達成のための実施計画が,想定されるリスクを回避して目標に至るまでのプロセスをフロー化した図訌,JIS Q 9024 : 2003「マネジメントシステムのパフォーマンス改善一継続的改善の手順及び技法の指針」)のことである.
PDPC法は,新QC七つ道具の一手法であり,事態の進展とともにいろいろな結果が想定される問題に対して望ましい結果にいたるプロセスを定めるために有効な手法である.
PDPCは,英語表記のProcess Decision Program Chartの頭文字をとったもので,“過程決定計画図”又ぱプロセス決定計画図”ともいい,通常フロー図で表される(図39).
東大紛争時に解決への意思決定をしていく手法として近藤次郎氏により開発された.
PDPC法は目標にいたるまでに想定される問題をできる限り事前に抽出し,望ましいプロセスと,それを外れた場合に復帰するプロセスの両者を明確にすることが多い.又,目標にいたるプロセスの進行中において,予期しない問題が発生した(又は問題発生が想定される)場合も,軌道修正する(又は問題を回避する)望ましいプロセスを導く方法としてPDPC法が用いられる.
PDPCは,次の手順で作成することができる.
手順1:課題を設定する.
手順2:前提条件と制約条件を確認する.
手順3:出発点と達成目標のゴールを決める.
手順4:出発点からゴールまでの大まかな手順を列挙する.
手順5:各段階で予想される状態を想定し,その対策を記載する.
手順6:計画を逐次実施する.
手順7:必要事項(作成囗,作成場所,作成者など)を記入する.
*PDPC法の作成及び事例は下記の関連記事を参照 願いします。
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