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QCサークル活動

QCサークル活動  イラスト
QCサークル活動

QCサークル活動  QC Circle   【イラスト図解】

英語: QC Circle activity         中国語:qc圈活动

 

QCサークル活動とは

QCサークル活動について簡単にまとめると、現場で働く従業員・スタッフを小集団に分けて、品質管理・品質改善について自主的に話し合い、意見を出し合って、実際に行動に移していく活動のことです。

QCサークル活動のQC(英語:Quality Controlの略)は、「品質管理」を表します。
QCサークル活動は、主に製造現場の工場などで品質管理を目的に取り入れられており、小集団改善活動とも呼ばれています。

 

QCサークル  QC Circle

1962年に始められ,(財)日本科学技術連盟に本部を置く小集団によって現場の改善などを行う活動の仕組み,あるいはその集団をさす、いわゆる小集団活動の別名として世界的にもQCサークルと言われる。

QCサークルの定義

「QCサークルの基本-QCサークル綱領」(QCサークル本部編)によると.
QCサークルとは,第一線の職場で働く人々が,継続的に製品・サービス・仕事などの質の管理・改善を行う小グループ」のことで,全社的品質管理活動の一環として自己啓発,相互啓発を行い, QC手法を活用して職場の管理,改善を継続的に全員参加で行うものである.

活動の基本理念は

①企業の体質改善・発展に寄与する

②人間性を尊重して,生きがいのある明るい職場をつくる

③人間の能力を発揮し,無限の可能性を引き出す,の三つになっている.

QCサークルの歴史

第二次世界大戦後の日本に品質管理を本格的に導入するさきがけとなったのは, 1949年に日本科学技術連盟内に設けられた海外技術調査委員会の中の品質管理部会であった.

同年に発足した二つのセミナー「統計的品質管理講習会」(日本規格協会),「品質管理ベイシックコース」(日本科学技術連盟)に続く1950年の品質管理』誌の発刊, 1951年のデミング賞創設,及び第1回品質管理大会の開催へと,品質管理活動の厚みと広がりは全国的規模に増大していった.

このような品質管理活動の深化の中で培われた,現場におけるQC手法を用いた管理・改善のノウハウはQCストーリーのかたちになって実を結び, 1960年代の初めにはQCストーリーによる現場の品質改善事例が『品質管理』誌に発表されている.

職場の末端における品質管理活動の重要性の認識が高まる中で, 1962年に現場第一線監督者と作業者を対象とした『現場とQC』誌(現在は『QCサークル』と改称)が発刊され,その創刊号でQCサークル結成の呼びかけがなされ,QCサークル本部が日本科学技術連盟内に設置された.

また同年に第1回職組長品質管理大会が開催されている.

以後,上述のQCストーリーによる現場の管理・改善はQCサークルに受け継がれ,グループ活動の維持と問題解決のための大変強力な武器として洗練されていくこととなった.

1963年には第1回QCサークル大会が開かれ,翌年にはいくつかの地方でQCサークル支部が結成されるなどの進展をみせている.

このQCサークル活動はジュラン(J.M. Juran)博士の1966年の来日をきっかけとして,同年にストックホルムで開かれたEOQC大会で紹介され,世界中から注目を浴びることとなった.

1970年代に入って,アジア,アメリカ,次いで西ヨーロッパの各国でQCサークル又はそれに類似の小集団活動導入の試みがなされた.

1978年には第1回世界QCサークル大会が開催されている.

QCサークルの役割と特徴

全社的品質管理の一環として,直接・間接を問わず現場における品質管理活動を担っている.

QCサークルの特徴はその定義にもみられるように

①人間尊重の精神に支えられた

②グループ活動指向の

③自主的な

④小集団活動で

⑤問題解決の方法としてQC七つ道具その他の科学的手法を組織したQCストーリーという強力な武器をもっている点にある.

引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会

QCサークルの利点、欠点

QCサークルの利点

定期的にQCサークルをすることで、社員一人一人の意見交換の場を作ることが可能。 自分の意見や他の人の意見を聞きながらプロジェクトの遂行方法をブラッシュアップしていくことで、やる気もさらに向上するでしょう。 その状態で仕事に取り組むことができれば、社員一人一人の能力もグッとアップするというわけです。

QCサークルの欠点

長時間の会議や活動に参加することで、メンバーの労働環境への負担が増え また、QCサークル活動は、多くの場合、勤務時間外に行われるボランティア活動として位置づけられています。 このため、活動時間の調整や労働環境のリスクが問題となることがあります。

QCサークルの事例

QCサークル(小集団活動)の事例です。

 

 

*小集団活動(QCサークル)の詳細は下記の記事を参照願いします。

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