アクション 処置
PDCAサイクルにおけるactの名詞形アクション(action)に相当。
実施した仕事の結果が計画どおりか,望ましいものであるかどうかを確認し,問題があるときにとる行為。
不具合を早急に除去する及び発生させない行為のことであり、応急対策と再発防止策の二つに大別できる。すなわち,
①不具合な現象を除去するための早急な応急対策(調整,材料の交換,機械の修理など),
②異常原因を追求,除去し,それが再び起こらないように歯止めすること(確実な再発防止、是正処置,修正処置ともいう)の両方が不可欠である
PDCAサイクルを進める上で重要なのが「標準化」です。
「マニュアル」、「要領」、「指図書」、「ガイドライン」、「標準書」などを作成します。
製造を例にしていえば,
1)製品(結果)に対してとる処置,検査規格に基づいて
判断するロットの合否,棄却,選別,手直しなど,いずれも応急対策である。
2)工程(原因系)に対してとる処置で管理図で管理外れになったり,その他の見逃かせない原因による異常が発見された場合にとる原因除去策は再発防止策である。
→応急対策, 再発防止
引用先:クォリティーマネジメント用語辞典 日本規格協会
アクション 改善、処置?
最近ではPDCAサイクルを実施して計画に沿っていない不具合部分を調べて次のテーマとして改善をすることをアクションと呼んでいる場合が多い。
つまり、PDCAサイクルを回して真の原因が究明され、問題点が完全に対策されるまでの過程ではアクションは改善の意味を持つ。
そして、真の原因が究明され、問題点が完全に対策される時にはアクションが処置となる。
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