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正常

工程 正常生産
工程 正常生産
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正常とは?  normal      【図解】

英語:normal             中国語:正常

正常とは一般的には普通のこと。異常でないこと。また、そのさま。例として「この夏の気温は 正常だ 」「正常な精神状態」「正常な生産」

工場における正常とは工程の状態に管理状態、基準値内に変化がなく安定している時の状態を言う。

例えば規格・基準・標準あるいは計画に対して、実施 状況または結果があらかじめ定めた管理の幅(管理限界内)にある状態。

 

統計学上の正常、異常

統計学上,品質管理での正常、異常は工程能力指数Cpで表現される。

一般的な評価基準は次のとおり.
Cp>1.33 :工程能力は十分     正常

1.33≧Cp>1:工程能力はあるが不十分.    ぎりぎり正常

1≧Cp:工程能力不足.             異常

工程能力指数Cpk

工程能力指数Cp

 

関連記事:工程能力

 

工場での正常、異常

工場での正常とは作業がスムーズに標準作業通りに行われおり、設備の故障、不良品の発生が少ない状態を言う。

一方、工場での異常とは、機械や設備が故障する、材料の不良頻度が高い、工程において不良品が多い、仕損品が多いなどのように、結果として起きた悪い状態を言う。

工場での異常、正常

 

気象、天気の正常、異常

正常な気象は気象観測を始めてから現在までの平均的な値に上下幅(バラツキ=標準偏差)を与えた気象モデルを指します。

その振れ幅を外れた場合を異常気象と呼ぶ。

但し、気象の正確な観測データーは近代のデーターであり、それ以前のデーターはいろいろな方法で間接的に推定したデーターであり、誤差を大きく、信頼性に乏しい。

よって、近代の科学的に観測されたデーターの場合は正常な気象の平均値、標準偏差は信頼性が高いが近代以前の気象データーの正常な気象の平均値、標準偏差は信頼性が低く、何が正常で何が異常なのかを判断しにくい。

地球温暖化の問題も間接的に推定した気象データーを基に議論されており、大きな誤差が含んでいる。

正常な気象??

正常な気象??

身体検査、健康診断の正常、異常

一般的に身体検査、健康診断での異常なしとは”検査結果のある数値が正常範囲内”だったことを表す、そして異常とは”検査結果の数値が正常範囲外”であり、治療を必要とする。

ここでの正常値とは健康に生活している人のデーター値を示していると解釈できるが健康の定義が曖昧であり、データーの信憑性に欠ける。

又、人種及び生活環境によって身体検査、健康診断の正常値に異なり、更に年齢によって大きくことなるのは自明の理である。

人間、動物は機械ロボットでないので年齢と供に劣化し、健康診断で異常とは判断されるがここで評価基準に用いられている正常値は年齢を考慮していないので注意を要す。

身体検査、健康診断で異常と判断されても特に健康面でも問題ない人も多い、身長が2m以上の方は一般的に異常と判断されるが本人は特に問題なく生活している。

良くTVの広告で放映されている高血圧の基準であるが東海大学名誉教授の大櫛氏が全国70万人の健診結果を用いて男女別・年齢別に解析したところ、男性は60代後半なら上が165まで、70代前半なら170近くまでが健康な人の「基準範囲」と判明したという。

本当の血圧基準

本当の血圧基準

引用サイト:血圧やBMIの本当の「健康基準値」

 

正常と問題

あるべき姿(正常)と現状とのギャップを問題と言います。

現状は目の前に見える今の姿ですからすでにわかっており、あるべき姿を明らかにすれば、現状とのギャップとして問題が見えてきます。

会社でのあるべき姿(正常)は利益を上げ、会社が継続することです。

工場の正常な姿は品質の良いモノを効率的、作ることです。

但し、人間の個人ごとのあるべき姿(正常)、理想は異なり、問題も異なり、対策方法も異なってきますので既成の問題解決、対策では対処できない場合があります。

 

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