マーシャリング 【イラスト図解】
英語：marshalling 中国語：编组
マーシャリングとは
本来の意味は『航空機のランプ（駐機場）発着時や牽引 (けんいん) 時に、地上係員が機長に合図をして航空機を誘導すること』であったが製造工場での部材の配膳の意味としても用いられるようになった。
製品別置き方では、同一の物でも分散されて置かれるので発注や納入が比較的難しくなるが、製品を造るために材料や部品を集めるのはいとも簡単になる。
このため、生産の頻度が高い繰り返し品の生産では、ムダな動きが最小となる。このように製品単位で一括して工程に払い出すことを「マーシャリング」といい、普通は、組立ライン等の先頭で、部品トレイを用いて組立に使う部品を一括して払い出す。
マーシャリングすることのメリットとしては、
①組立作業者の横向きや振り向き作業がなくなる
②欠品不良や異品混入等の不良が減る
ことがあげられるが、供給者と作業者がそれぞれ部品に手をつけるため、取り置きが一度増えることにもなる。
又、コンテナヤード内において、本船揚げ積みプランに基づき、あらかじめコンテナを配列することをマーシャリングいい、その場所をマーシャリングヤード（ＭＹ＝Ｍａｒｓｈａｌｌｉｎｇ Ｙａｒｄ）という。
製造工場においては「部材を製品単位で一括して工程に払い出すこと」を言います。 日本語にすると部材の配膳工程のことを指します。 次工程である製造工程に余計な付帯作業をさせることがないように、事前に準備作業を行い組立作業が効率良く行えるようにすることが、マーシャリングの重要な役割です。
