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kaizenを用いて品質、生産性向上を支援する会社を仙台に設立、『和の国』Japanの知恵『Kaizen』でみちのくのモノづくりの復興を支援します。

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中小製造業のQC工程表づくりにAI活用|Claude Code実践ガイド

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Claude codeでQC工程表を作成 品質管理
この記事は約9分で読めます。

QC工程表は品質保証の基本となる文書ですが、一から作ると多くの時間がかかります。この記事では、AIのコーディングツール「Claude Code」を使って、初心者でもQC工程表の下書きを効率よく作る方法を、準備から完成まで順番に解説します。

 

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全体の流れ

  1. 材料を準備する (10分)
  2. Claude Codeを起動する (5分)
  3. ルールを決める (5分)
  4. 工程表の骨組みを作る (10分)
  5. 中身を充実させる (20〜30分)
  6. 確認・修正する (20分)
  7. 仕上げる (10分)

STEP 1:材料を準備する

Claude Codeはあなたの工場の工程や規格値を知りません。渡す材料が多いほど、出来上がりの精度が上がります。

① 作業用フォルダを作る

例:デスクトップに「QC工程表作成」フォルダを作成します。

② 手元の資料を入れる

あるものだけで大丈夫です。元の資料ではなく、必ずコピーを入れてください。

資料 使い道
工程の流れがわかるもの(工程フロー図、作業手順のメモ) 工程の順番
図面・製品仕様書 品質特性と規格値
作業標準書 作業内容と管理ポイント
検査記録・チェックシート 測定方法、頻度、測定器
既存のQC工程表(他製品のもの) 書式の見本
過去の不良・クレーム記録 重点管理項目の洗い出し

③ 資料がない場合

メモ帳に箇条書きするだけでも十分です。

製品:ブラケットA(SPCC t2.0)
工程:
1. 材料受入
2. シャーリング切断
3. プレス抜き
4. 曲げ
5. バリ取り
6. 溶接(ナット2個)
7. 外観・寸法検査
8. 梱包・出荷
重要寸法:穴ピッチ 50±0.1、曲げ角度 90°±0.5°
過去の不良:バリ残り、ナット溶接不良

STEP 2:Claude Codeを起動する

  1. Claudeデスクトップアプリを開く
  2. 「Code」タブを選ぶ
  3. クラウドではなくローカル(自分のPC)を選ぶ
  4. 「QC工程表作成」フォルダを指定する

STEP 3:ルールを決める(CLAUDE.md)

最初に次の指示を入力します。CLAUDE.mdは、Claude Codeが毎回守るルールを書いておくファイルです。

指示文の例

このフォルダにCLAUDE.mdを作って、以下のルールを書いてください。
- 回答と出力はすべて日本語
- 元の資料ファイルは絶対に書き換えない
- 成果物は「出力」フォルダにExcel形式で保存
- 規格値や数値は資料にあるものだけを使い、不明な場合は「要確認」と書く
- 推測で埋めた項目は黄色で塗る

⚠ 特に重要なルール

特に重要なのは「規格値を推測で埋めない」ルールです。AIは空欄をもっともらしい値で埋めることがあるため、このルールでそれを防ぎます。

STEP 4:骨組みを作る

① 資料を読ませる

指示文の例

このフォルダの資料をすべて読んで、
製品名・工程の流れ・品質特性・規格値をまとめて教えてください。
まだファイルは作らないでください。

内容が正しく読み取れているか確認します。間違いがあれば「工程4は曲げではなくタップ加工です」のように訂正します。

② 書式を決める

指示文の例

QC工程表をExcelで作ってください。列は以下にしてください。
工程No/工程フロー記号/工程名/使用設備/管理項目/品質特性/
規格値/測定方法・測定器/頻度/サンプル数/記録様式/担当/異常時の処置
A3横で印刷できるようにしてください。

既存のQC工程表があれば、次のように頼むと社内様式に合わせられます。

「既存QC工程表_製品B.xlsx」と同じ書式で作ってください。

STEP 5:中身を充実させる

一度にすべて頼まず、項目ごとに分けて頼むのがコツです。

管理項目の洗い出し

各工程で管理すべき項目を、「製品の品質特性」と「工程条件
(プレス圧、溶接電流など)」に分けて提案してください。

重点管理の設定

過去の不良記録を見て、不良が多い工程の管理項目には「重点」マークを付け、
頻度を上げる案を出してください。

異常時の処置

各管理項目について、規格外れが出た時の処置
(停止→連絡先→選別→原因調査)を簡潔に書いてください。

STEP 6:確認・修正する(最も大切)

Claude Codeが作った表は下書きです。必ず人が確認してください。

確認チェックリスト

  • 工程の順番は実際の現場と合っているか
  • 規格値は図面・仕様書と一致しているか(1つずつ照合)
  • 測定器は実際に工場にあるものか
  • 頻度は現場で実行できる現実的なものか
  • 黄色(推測)の箇所をすべて確認・修正したか
  • 「要確認」が残っていないか

修正の頼み方

工程3の検査頻度を「1回/ロット」から「初品・終品・2時間ごと」に変更してください。
工程6のナット溶接に「押し込み強度 500N以上(月1回破壊試験)」を追加してください。

可能なら、現場リーダーや品証担当にも見てもらいましょう。

STEP 7:仕上げる

指示文の例

仕上げをお願いします。
- 表の上に製品名、品番、作成日、版数、作成・承認・確認の押印欄を追加
- 重点管理項目は★マークと太字
- A3横1枚に収まるように調整
- 改訂履歴シートを追加

うまくいかない時の対処

症状 対処
内容がずれている 「工程表を作る前に、理解した内容を箇条書きで説明して」と確認を挟む
一般論ばかりになる 自社の資料や過去の不良記録を追加する
書式が崩れる 「印刷プレビューの状態を確認して調整して」と頼む
作業が混乱してきた /clear でリセットし、要点だけ伝え直す

注意点

  • 最終責任は人にあります。QC工程表は品質保証の基本文書です。AIの出力をそのまま正式版にせず、必ず確認・承認の手順を通してください。
  • 顧客の機密図面を扱う場合は、社内ルールや顧客との契約を事前に確認してください。

まとめ

最初は1製品だけで試してみましょう。うまくいったら「この工程表を見本に製品Cも作って」と頼むだけで、他の製品にも横展開できます。

Claude Codeは「下書きを速く作る道具」です。現場の知恵と人の確認を組み合わせることで、QC工程表づくりの負担を大きく減らせます。

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