- 業務 マニュアル、作業手順書のテンプレート、フォーマット
- 基本のテンプレート、書式、フォーマットの項目の書き方
- なぜテンプレートが必要なのか?
- テンプレートに含めるべき項目
- テンプレートの種類
- テンプレートを作成する際のポイント
- 厳選 業務マニュアル作成ツール アプリ比較
- 業務マニュアル、作業手順書をエクセルで作成 無料テンプレート
- 業務マニュアル、作業手順書 パワーポイントで作成 無料 テンプレート
- おすすめの無料テンプレート提供サイト
- 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
- 産業別の業務マニュアル、作業手順書のテンプレートの事例
- マンーマシン操作用標準作業書、作業手順書のテンプレートの事例
- マシン設備管理用標準作業書、作業手順書のテンプレートの事例
- 建設業 標準作業書、作業手順書のテンプレートの事例
- Haccp 食品工場 作業標準書、作業手順書のテンプレートの事例
- 飲食店 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
- フォークリフト 作業標準書、作業手順書のテンプレートの事例
- 介護現場で役立つ!作業手順書テンプレートと作成事例
- 看護、医療 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
- 物流関係の作業手順書テンプレートと作成事例まとめ
- コンビニのレジ作業手順書テンプレートと実例集
- 【Step 4】会計の案内
- 【Step 5】金銭授受
- 【Step 6】レシートのお渡しとお見送り
- ビル清掃・床掃除の作業手順書テンプレートと作成事例
- まとめ
業務 マニュアル、作業手順書のテンプレート、フォーマット
業務 マニュアル、作業手順書の決められた様式はないが参考として部品の組み立て作業の作業標準書を右に記載する。
基本のテンプレート、書式、フォーマットの項目の書き方
①製品名:加工しようとする製品名を記入する。
②製品番号:対象とする製品の固有品番を記入する。
③工程番号:QC工程表から転記する。
④工程名:作業標準を必要とする工程名を記入する。
⑤使用材料、部品:その工程で使用する材料、部品を記入する。
⑥使用設備、治具:その工程で使用する設備、治工具を記入する。
⑦作業手順:この工程で行う作業の内容をステップ毎に記入する。
⑧主なポイント:重要なポイントを記入、略図、写真、イラストで理解しやすいようにする。

作業標準書の様式 | 様式の項目の書き方 |サンプル
作業手順書のテンプレートとは、ある作業を行う際に必要な手順を、誰でも理解できるようにまとめた、いわば「ひな形」のことです。
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関連記事:
わかりやすい業務マニュアルの作り方、使い方のコツ【図解】

なぜテンプレートが必要なのか?
- 統一性: 複数の担当者が同じ作業を行う場合、手順がバラバラだとミスや効率の低下につながります。テンプレートを使うことで、作業手順を統一し、品質の安定化を図ることができます。
- 効率化: 毎回ゼロから手順書を作成する手間が省け、作成時間が短縮されます。
- 新人教育: 新人でもテンプレートを参考にすれば、スムーズに作業を習得することができます。
- ミス防止: 作業手順を明確にすることで、人為的なミスを減らすことができます。
テンプレートに含めるべき項目
一般的に、作業手順書には以下の項目が含まれます。
- 作業名: 何の作業を行うのかを明確に記載します。
- 目的: その作業を行う目的は何なのかを説明します。
- 準備物: 作業に必要な道具や材料などをリストアップします。
- 手順: 作業のステップを1つずつ、図や写真などを活用しながら詳細に説明します。
- 注意点: 作業中に注意すべき点や、トラブルが発生した場合の対処方法などを記載します。
- 確認事項: 作業が完了したことを確認するための項目を記載します。
テンプレートの種類
作業手順書のテンプレートは、作業内容によって様々な種類があります。
- 製造業: 製品を製造する際の工程ごとの手順書
- IT: システムの操作手順書、ソフトウェアのインストール手順書など
- 事務: 書類作成手順書、データ入力手順書など
- その他: 掃除手順書、実験手順書など
テンプレートを作成する際のポイント
- シンプルで分かりやすい言葉を使う: 専門用語を避け、誰でも理解できる言葉で説明します。
- 図や写真を活用する: 文字だけでは分かりにくい部分は、図や写真を用いて視覚的に説明します。
- 順序立てて説明する: 作業の順序を明確にし、どのステップから始めるべきかを分かりやすく示します。
- 定期的に見直しを行う: 作業内容が変更になった場合は、テンプレートも随時更新します。
フォーマットが統一してあるとマニュアルの品質が安定し、書きやすく、読みやすさもアップするので、テンプレートを準備します。
作業標準書、作業手順書はExcel、PowerPoint、Word等で作成しますがそれぞれ利点が異なりますので必要とする業務マニュアルに適したソフトを選択してください。
厳選 業務マニュアル作成ツール アプリ比較
業務マニュアル作成ツールは、企業内の業務手順書や操作マニュアルなどを効率的に作成し、共有するためのソフトウェアです。WordやExcelなどの一般的なオフィスソフトでもマニュアルを作成できますが、専門のツールを使うことで、より視覚的に分かりやすく、かつ管理しやすいマニュアルを作成することができます。
一般的なオフィスソフト(WordやExcel、パワーポイント)で優れている点は下記のとおりです。
Wordは文章が多い業務マニュアル向き
Wordは文章が多い業務マニュアルの作成に適しています。自動的にページ数や目次を追加できるので、文字の編集が簡単です。
サイズも固定されているため、印刷してもレイアウトが崩れにくい特徴があります。表計算などはできないため、数字を使うマニュアルには不向きです。
Excelは表やリストを多い業務マニュアル向き
Excelは表やリストを多く使用する業務マニュアルに向いています。図やグラフを作成し、そのまま貼り付けられます。
複数のタブを作ることで、ひとつのファイルで複数のデータを一元管理することも可能です。WordやPowerPointに比べると、デザイン性は劣ります。
PowerPointはデザインを多用する業務マニュアル向き
PowerPointはデザインが多用される業務マニュアルの作成に適しています。スライド内に図や表を盛り込みやすく、動画や音声を組み込むこともできます。
研修等でスライドとして使用されやすいのはPowerPointです。まとまった文章や、表計算、データ等を扱うマニュアルには不向きです。
業務マニュアル、作業手順書をエクセルで作成 無料テンプレート
- 表やリストが多いマニュアルに向いています。
- 画像を使う場合、手軽にレイアウトを調整可能。
作業標準書、作業手順書用Excelテンプレートとは、Excelを使って作業手順を分かりやすくまとめたひな形のことです。表計算ソフトであるExcelの機能を活かして、手順を整理し、視覚的に分かりやすく表示することができます。
なぜExcelテンプレートを使うのか?
- 構造化: 手順を項目別に分けて表にすることで、全体像を把握しやすくなります。
- 詳細化: 各手順に具体的な数値や図などを加えることで、より詳細な説明が可能になります。
- 比較・分析: 複数の作業手順を比較したり、作業時間を計測したりするなど、データ分析にも活用できます。
- 共有・編集: Excelファイルは多くのソフトウェアで開くことができるため、チームで共有し、共同で編集することができます。
Excelテンプレートに含める項目
一般的に、業務マニュアル、作業手順書 Excelテンプレートには以下の項目が含まれます。
- 作業名: 何の作業を行うのかを明確に記載します。
- 目的: その作業を行う目的は何なのかを説明します。
- 準備物: 作業に必要な道具や材料などをリストアップします。
- 手順: 作業のステップを1つずつ、行ごとに記載します。
- 所要時間: 各手順にかかる時間を目安で記載します。
- 担当者: 各手順の担当者を割り当てます。
- 注意点: 作業中に注意すべき点や、トラブルが発生した場合の対処方法などを記載します。
- 確認事項: 作業が完了したことを確認するための項目を記載します。
Excelテンプレートのメリット
- 柔軟性: 表計算ソフトであるため、自由なレイアウトで作成できます。
- 関数利用: 合計や平均などの計算式を挿入することで、作業効率を向上させることができます。
- グラフ作成: 作業時間や進捗状況をグラフ化して、視覚的に表現することができます。
- データの保存・管理: Excelファイルとして保存されるため、他のデータと連携したり、履歴を管理したりすることができます。
Excelテンプレートの活用例
- 製造業: 生産工程の標準作業手順書
- IT: システム操作手順書、データ入力手順書
- 事務: 書類作成手順書、経費精算手順書
- その他: 実験手順書、清掃手順書など
エクセルで業務マニュアル、作業手順書のテンプレート(フォーマット)を作成しました。
①横サイズ②縦サイズおよび③事例(ビス締め作業)です。
画像をクリックすると原紙がダウンロード可能です。
業務マニュアル、作業手順書 パワーポイントで作成 無料 テンプレート
パワーポイントの作業標準書・作業手順書テンプレートとは、Microsoft PowerPointを使って、作業の標準的な手順や方法を視覚的に分かりやすくまとめたひな形のことです。
なぜパワーポイントで作るの?
- 視覚的に分かりやすい: 図や画像、グラフなどを効果的に活用することで、複雑な手順も簡単に理解できます。
- プレゼンテーションに最適: 標準書を説明する際に、スライドショー形式で動的に見せることができます。
- デザインの自由度が高い: 様々なデザインテンプレートや効果を使って、魅力的な資料を作成できます。
- チームでの共有が容易: PowerPointファイルは広く利用されているため、チームメンバーと簡単に共有できます。
パワーポイントテンプレートに含める項目
一般的に、作業標準書・作業手順書のパワーポイントテンプレートには以下の項目が含まれます。
- タイトルスライド: 作業名、作成日、作成者などを明記します。
- 目的: 作業を行う目的を簡潔に説明します。
- 対象: この手順書が適用される対象(製品、機器など)を明確にします。
- 準備物: 作業に必要な道具や材料をリストアップします。
- 手順: 各ステップを図や画像、テキストで分かりやすく説明します。
- 注意点: 作業中に注意すべき点や、トラブル発生時の対処方法を記載します。
- 確認事項: 作業完了後の確認事項をリストアップします。
パワーポイントテンプレートのメリット
- 視覚的な訴求力: 図やグラフを多用することで、複雑な手順も理解しやすくなります。
- 自由度の高さ: テキストだけでなく、動画や音声も挿入できます。
- プレゼンテーション機能: スライドショー形式で動的に説明できます。
- デザインの豊富さ: 様々なデザインテンプレートが用意されています。
パワーポイントテンプレートのデメリット
- 作成に時間がかかる: 複雑な図やグラフを作成する場合、時間がかかることがあります。
- ファイルサイズが大きくなる傾向がある: 画像や動画を多用すると、ファイルサイズが大きくなることがあります。
- 編集が難しい: デザインにこだわりすぎると、後からの編集が難しくなることがあります。
パワーポイントテンプレート作成のポイント
- シンプルで分かりやすいデザイン: 余分な装飾を避け、情報を整理して表示します。
- 図や画像を効果的に活用: 図や画像を挿入することで、より理解しやすくなります。
- アニメーションを使いこなす: スライドショーをより効果的に見せるために、アニメーションを活用します。
- 統一感のあるデザイン: スライド全体でフォント、色、レイアウトを統一します。
- アニメーション効果の活用など、デザイン性が高い
- 文字や画像だけではなく、音声も活用できる
又、同様な機能のGoogle スライドは、無条件にWebに保存されるのでスマートンホン、タブレットを使用したWeb作業標準書、作業手順書を作成する時には役に立つ無料のソフトです。
セキュリティ対策が確実ならばGoogle スライドで作業標準書、作業手順書を作成すればどこでもマニュアルが見れ、共有化が図れる。
パワーポイントで業務マニュアル、作業標準書、作業手順書のテンプレート(フォーマット)を作成しました。
①横サイズおよび②事例(ビス締め作業)です。
画像をクリックすると原紙がダウンロード可能です。
業務マニュアル、作業手順書 ワードで作成 無料テンプレート
Wordの無料テンプレートを活用することで、業務マニュアル、作業標準書・作業手順書を効率的に作成することができます。
ご自身の業務に合ったテンプレートを選び、カスタマイズすることで、より効果的な文書を作成することができます。
- 文書作成に適しているので、テキスト中心のマニュアル向き
- アウトラインの活用で、文書の構造の確認・変更が簡単にできる
なぜWordで業務マニュアル、作業標準書・作業手順書を作成するのか?
Wordは、オフィス環境で最も一般的な文書作成ソフトです。作業標準書・作業手順書の作成にWordが選ばれる理由は以下の通りです。
- 汎用性: 表計算ソフトやプレゼンテーションソフトと比較して、文書作成に特化しているため、様々な種類の文書を作成できます。
- 操作性: 直感的な操作で、誰でも簡単に文書を作成できます。
- 豊富な機能: 表、図、画像だけでなく、数式やグラフも挿入できます。
- 共有性: Wordファイルは広く利用されているため、チームで共有し、共同で編集できます。
Wordテンプレートを選ぶ際のポイント
Wordで作業標準書・作業手順書を作成する際に、テンプレートを選ぶ上で以下のポイントを考慮しましょう。
- 目的と内容: 作業の内容や複雑さ、対象読者によって、必要な項目やフォーマットが異なります。
- デザイン: シンプルで分かりやすいデザインであるか、企業のフォーマットに合致しているかなどを確認します。
- 機能: 表、図、画像など、必要な機能が備わっているかを確認します。
- カスタマイズ性: 自社のニーズに合わせて、自由にカスタマイズできるかを確認します。
Wordテンプレートの探し方
Wordの無料テンプレートは、様々な方法で入手できます。
- Microsoft Officeのテンプレート: Wordを起動すると、標準でいくつかのテンプレートが用意されています。
- インターネット検索: 「作業手順書 Word テンプレート 無料ダウンロード」などのキーワードで検索すると、多くのサイトで無料テンプレートが提供されています。
- 企業のウェブサイト: 一部の企業では、自社のテンプレートを無料で公開している場合があります。
- テンプレート専門サイト: Template.net、Canvaなど、様々なデザインのテンプレートが無料でダウンロードできるサイトがあります
Wordテンプレートを活用した作業手順書の具体的な作成方法
- テンプレートの選択: 目的に合ったテンプレートを選びます。
- 情報の入力: 作業名、目的、手順、注意点などを正確に入力します。
- 図や表の挿入: 図や表を活用して、視覚的に分かりやすく説明します。
- デザインの調整: フォント、文字サイズ、行間などを調整して、見やすい文書に仕上げます。
- 確認と修正: 入力ミスや誤字脱字がないかを確認し、必要に応じて修正します。
Wordテンプレートを活用するメリット
- 作成時間の短縮: 0から作成するよりも、テンプレートを活用することで、作成時間を大幅に短縮できます。
- 品質の向上: 統一感のあるフォーマットで作成できるため、見た目が美しく、分かりやすい文書になります。
- 効率化: 同じフォーマットの文書を繰り返し作成する場合、テンプレートを再利用することで、効率化を図ることができます。
ワードで業務マニュアル、作業標準書、作業手順書のテンプレート(フォーマット)を作成しました。
①横サイズ②事例(ビス締め作業)と縦サイズテンプレートです。
画像をクリックすると原紙がダウンロード可能です。
おすすめの無料テンプレート提供サイト
- SILAND.JP: 業務マニュアル用テンプレートが豊富です。
- Template box: 様々な種類のテンプレートが無料でダウンロードできます。
- bizocean: ビジネス文書のテンプレートが多数あります。
業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
業務マニュアルの見本事例として事務、営業、飲食店、看護、医療関係について解説します。
事務 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
総務、人事、経理部門等の業務および営業部門の契約事務等定型的な事務業務のマニュアルの作成のポイント、見本を説明します。
事務 業務マニュアルの特長
事務部門の業務には下記のような特徴があります。
①繰り返し発生:給与計算等毎月、発生する業務。
②様様なパターン:給与計算の場合、社員、契約社員、途中入社による違い、色々なパターンがあります。
③事務処理システム利用:ほとんどの会社で事務処理はシステム化されています。
*よって事務の業務マニュアルを作成する場合は業務の色々なパターンが分かり易く記載されており、且つ事務システムの操作要領の完備されている必要はあります。
事務マニュアル 業務手順のポイント
事務の業務手順書は業務手順と業務要領を解説する二つの区分に分けます。
まず、始めに業務手順を大きな単ブロックで分けて、全体の業務が把握できるようにします。
次に各ブロックの詳細な内容を記載します。
具体的の使用される事務処理システムの操作方法についても表示画面の意味、注意点を記載しておきます。
事務処理マニュアルのエクセル版テンプレートは下記からダウンロードできます。
営業 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
営業部門の業務のマニュアルの作成のポイント、見本を説明します。
営業 業務マニュアルの特長
営業の業務マニュアルは期間内の売り上げ目標、利益目標を達成することができるように作成します、したがって営業戦略に沿ったマニュアル作成に重点が置かれます。
①営業戦略にマッチしたマニュアル:営業対象となる商品、サービスについて営業戦略に適合した視点でのマニュアル作成をこころがけます。
②チームワークでの営業活動:連絡、相談、報告等が円滑にでき、チームワークでの営業で大きな成果が出させように営業マニュアルを作成します。
③営業の成功、失敗事例の共有化:営業の成功、失敗事例を共有化し、チームしての営業活動ができるようにします。
営業 業務マニュアルのポイント
営業現場で使い易い業務マニュアルのポイントは参照しやすい分冊化と絞り込みです。
①営業 業務マニュアルの分冊化:
商品別、顧客別、エリア別に分冊します、さらに担当者、マネジャー別に分冊すれば参照しやすい業務マニュアルとなります。
②目次の構成:商談活動、フォロー活動といった典型的な営業プロセスを目次を構成してマニュアルを構成します、更に年、半期、月、週別といったタイム別の目次を構成すれば更に分かり易くなります。
営業マニュアル 業務手順のポイント
営業活動は商品、顧客等市場動向に関する最新の情報が必要です、これらはマニュアルを補完する情報として都度、オンライン、オフラインの情報交換の中で情報を共有化していくことが大切です。
営業マニュアルのエクセル版テンプレートは下記からダウンロードできます。
産業別の業務マニュアル、作業手順書のテンプレートの事例
建築業、化学工場、ライフライン事業及び組立産業の作業手順書、作業標準書のテンプレートの事例を下記の記載する。
作業手順書、標準作業書としては組立て作業者用作業手順書と検査員用作業手順書及びオペレーター用のマシン操作用・標準作業書とマシン点検者用のマシン管理用・標準作業書等がある。
マンーマシン操作用標準作業書、作業手順書のテンプレートの事例
装置産業ではオペレーター(作業者)の役割は装置への材料投入、 製造条件設定、監視、サンプリングであり、この内容を記入する。
①材料投入の条件の指示、注意事項
②装置の初期条件の設定
③安全上に注意事項(加熱、加圧等)
④条件設定後の監視(モニター)の確認方法
⑤製品のサンプリングの確認方法
⑥異常発生時の処置方法

マンーマシン操作用標準作業書 | 設備操作用作業手順書
画像出典先:『QC工程表と作業標準書』日刊工業新聞社から
マシン設備管理用標準作業書、作業手順書のテンプレートの事例
マシン設備管理とは生産する為のマシンの日常の運転・定期点検・補修などを行い、機能維持を行うことである。
①マシンメーカー及び設備の取扱い説明書から必要とされる保守、点検方法を聞き、調査 その内容をイラスト、写真等で記載。
②保守に必要な材料、部品を調査し、記載。
③設備異常時のメーカー連絡先を確認、記載。
④日常点検シートの作成 日々の設備管理・標準作業書の確認、記録シート として日常点検シートを作成。
⑤定期点検シートの作成 月、年毎の設備管理・標準作業書の確認、記録シート として日常点検シートを作成。

設備管理用標準作業書 | 設備管理用作業手順書
建設業 標準作業書、作業手順書のテンプレートの事例
建設業における作業手順書は、工事現場における作業の順序や方法を明確に示すための重要な文書です。作業員が安全かつ効率的に作業を行うために、また、品質管理や工程管理の観点からも欠かせない存在となっています。
建設業 作業手順書の作成例
例えば、コンクリート打設作業の手順書であれば、以下の項目が考えられます。
- 作業名: コンクリート打設
- 作業場所: 3階スラブ
- 作業の目的: 型枠内にコンクリートを流し込み、構造体を形成する
- 準備するもの: コンクリートミキサー車、ポンプ車、バイブレーター、スコップ、など
- 作業手順:
- 型枠内の清掃
- 配筋の確認
- コンクリートの打設
- バイブレーション
- 表面仕上げ
- 安全対策:
- ヘルメット、安全靴、安全帯の着用
- 高所からの落下防止
- コンクリートの飛散防止
- 関係法規: 建築基準法、労働安全衛生法
- 確認事項:
- コンクリートの強度、レベル、ひび割れなどの確認
Haccp 食品工場 作業標準書、作業手順書のテンプレートの事例
食品業界で使用される衛生標準作業手順書(SSOP)に作成に当たっては「環境の衛生管理」、「食品の衛生管理」および「従事者の衛生管理」に留意して作業標準書を作成する。
具体的な留意点については下記記事を参考にしてください。
関連記事:HACCP (ハサップ)とは?
飲食店 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
初めて飲食店に勤務する社員は接客の仕方も理解していませんし、飲食店の経験がある社員でもお店に慣れるには時間がかかりますが、お店の業務フローが載っている接客マニュアルがあれば、社員教育にかかる時間が短縮されますし、マニュアルに沿った一貫した教育をすることが可能です。
飲食店のマニュアルには、下記のような種類があります。
①接客サービス業務
②調理工程、調理手順
③運営ルール、スタッフ役割分担、クレーム処理
具体的な接客サービス業務内容は下記のとおり。
1)お客様を席に案内するとき
2)オーダーを受けるとき
3)料理・ドリンクの提供
4)お会計、レジ対応
5)お見送り
調理工程、調理手順の調理レシピマニュアル テンプレートは下記からダウンロードできます。
飲食店の接客サービス完全マニュアルBOOK
挨拶からクレーム処理まで、各場面の接客がよくわかる!
フォークリフト 作業標準書、作業手順書のテンプレートの事例
リーチフォークリフト作業手順書に該当するのがフォークリフト作業計画書です。
一般的な内容を記載しますが、企業や現場によって具体的なルールや手順は異なる場合があります。
フォークリフト作業計画書は、労働安全衛生規則に基づき、フォークリフトを用いた作業を行う際に、あらかじめ作業内容を詳細に計画し、関係者に周知させるための書類です。
なぜ作業計画書が必要なの?
フォークリフトは、使い方を誤ると大きな事故につながる危険な機械です。作業計画書を作成することで、以下の目的を達成することができます。
- 事故防止: 作業内容を明確にすることで、作業中の危険を事前に予測し、防止するための対策を講じることができます。
- 効率化: 作業手順を明確にすることで、作業の効率化を図ることができます。
- 安全意識の向上: 関係者全員が作業内容を共有することで、安全に対する意識を高め、安全な作業環境を構築することができます。
作業計画書に記載する内容
作業計画書には、以下の内容を具体的に記載することが求められます。
- 作業場所: 作業を行う場所の広さ、地形、障害物など
- フォークリフト: 使用するフォークリフトの種類、能力、制限速度など
- 荷物の種類と形状: 運搬する荷物の種類、重量、形状、数量など
- 作業手順: 荷物の積み込み、運搬、積み下ろしなど、具体的な作業手順
- 運行経路: フォークリフトが走行する経路
- 安全対策: 作業中の危険予知、安全装置の使用、誘導員の配置など
作業計画書を作成する際のポイント
- 現場の状況に合わせて作成する: 作業場所や荷物の種類によって、必要な安全対策は異なります。
- 関係者全員が理解できるよう、分かりやすく書く: 専門用語を避け、図やイラストなどを活用すると効果的です。
- 定期的に見直し、更新する: 作業内容が変更になった場合は、計画書もそれに合わせて修正する必要があります。
1. 作業前点検
- フォークリフトの状態確認:
- タイヤの空気圧、損傷
- フォークの曲がり、亀裂
- マストの動き、異音
- ブレーキの効き
- ライト、警報装置の動作
- バッテリー残量(電動式の場合)
- 燃料残量(エンジン式の場合)
- オイル漏れ、水漏れ
- 作業環境の確認:
- 路面の状況(段差、穴、水たまりなど)
- 照明の状態
- 作業スペースの広さ
- 周囲の障害物
- 歩行者、他の車両の有無
2. 運転操作
- 乗車:
- 乗車前にフォークリフト周囲を確認
- ステップと手すりを使い、安全に乗車
- シートベルトを着用
- 走行:
- ゆっくりと発進、停止
- カーブでは減速
- 交差点では一時停止し、安全確認
- フォークは低い位置で走行
- 荷役時はフォークを床面から15cm程度上げる
- 後退時は周囲をよく確認し、必要に応じて誘導員をつける
- 荷役:
- 荷物の重量、重心を確認
- フォークを荷物の幅に合わせて調整
- フォークを奥まで差し込み、荷物を安定させる
- マストを垂直に保ち、荷物を持ち上げる
- 荷物を傾けないように注意
- フォークの操作:
- 上昇、下降はゆっくりと操作
- チルト、サイドシフトは荷物の安定性を確認しながら操作
- 降車:
- フォークを完全に降ろし、チルトを neutral position に戻す
- パーキングブレーキをかける
- キーをオフにする
- 乗車時と同様に、ステップと手すりを使い、安全に降車
3. 作業後
- フォークリフトを所定の位置に駐車する
- フォークを完全に降ろし、チルトを neutral position に戻す
- パーキングブレーキをかける
- キーをオフにする
- バッテリーを充電する(電動式の場合)
- 点検記録をつける
4. 安全注意事項
- 運転中は常に周囲に注意し、安全運転を心がける
- 速度制限を守り、急発進、急停止、急旋回はしない
- 荷物の積み過ぎに注意する
- フォークリフトの運転資格を持つ者のみが操作する
- 作業中は安全靴、ヘルメットを着用する
- 不安定な場所での作業は避ける
- 傾斜地では荷物を上側に運ぶ
- 作業中に異常を感じたら、すぐに作業を中止し、責任者に報告する
5. その他
- 定期的なフォークリフトの点検、整備を行う
- 作業手順書の内容を理解し、遵守する
- 安全教育を定期的に受講する
介護現場で役立つ!作業手順書テンプレートと作成事例
介護の現場では、スタッフ間の情報共有やサービスの質の均一化が求められます。そのために有効なのが「作業手順書」の活用です。新人教育から業務の効率化、事故防止まで幅広く活用できます。
作業手順書とは?介護における役割
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | 業務内容の標準化、教育ツール、安全管理 |
利点 | ミスの削減、引き継ぎがスムーズ、新人教育に役立つ |
注意点 | 実態に即した内容で、更新・見直しが必要 |
作業手順書テンプレート(介護向け)
以下は一般的な介護業務に対応したフォーマット例です。WordやExcelでも簡単に再現可能です。
■ テンプレート例(排泄介助)
項目 | 内容記入例 |
---|---|
作業名 | 排泄介助(トイレ誘導) |
対象者 | 要介護2以上の利用者(自力歩行可能) |
作業目的 | 利用者の尊厳を保ちながら安全に排泄をサポートする |
実施者 | 介護スタッフ(初任者研修修了以上) |
手順 | 1. 声かけ(「トイレへご案内します」) 2. 移動のサポート(歩行器の使用確認) 3. トイレ内の安全確認 4. ズボンの着脱介助 5. 排泄の見守りまたは介助 6. 終了後の清拭・着衣 7. 手洗いの補助 8. 記録の記入 |
注意点 | 転倒リスク、プライバシーの確保、性別配慮 |
使用備品 | 歩行器、手すり、手袋、清拭タオル |
備考 | 排泄パターンの記録を週間単位でチェック |
実際の作業手順書の事例(ショートステイ施設)
■ 朝の起床介助
項目 | 内容 |
---|---|
作業名 | 起床介助(ベッドから車いすへの移乗) |
作業時間 | 6:30~8:00 |
手順概要 |
-
声かけ(「おはようございます。起きましょうか」)
-
頭を上げベッドリモコン操作
-
上体を起こし、足を床へ
-
スタッフが背部を支える
-
利用者が立位保持→車いすへ誘導
-
ブレーキ確認後に着座させる
-
顔拭き・整容の声かけ
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記録記入(移乗状況、バイタル確認など)
手順書作成のコツ
-
写真やイラストを活用:理解度UP+外国人スタッフにも配慮
-
ステップごとに分ける:1ステップ=1動作で書くとわかりやすい
-
「誰が」「何を」「どのように」が明確になるよう記述
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現場ヒアリングを反映:ベテランの声を取り入れる
-
定期的に見直す:半年~1年ごとが目安
AI活用による手順書作成支援
ChatGPTなどの生成AIを活用することで、下記のような作業が効率化されます。
活用例 | 内容 |
---|---|
音声入力→手順書生成 | 現場スタッフが話した内容を文章化 |
写真から作業分析 | 作業中の写真から流れを自動解析 |
翻訳・多言語対応 | 外国人スタッフ向けに英語・ベトナム語など翻訳対応 |
誤操作・事故の対策案 | 「起こりやすいミス→対策例」の提示 |
*介護現場の作業手順書は、単なるマニュアルではなく「安全・安心・質の向上」を支える大切なツールです。まずは1つの業務からでも作成を始めてみましょう。
必要に応じてAIも取り入れながら、現場に根差した手順書をアップデートしていくことで、働きやすい環境づくりにつながります。
看護、医療 業務マニュアル 作成 見本事例 テンプレート
看護、医療業務でスタッフが各自、自分のやりたいようにサービスを行っていたとしたら、サービスの質にばらつきが出てしまいます、このような状況にならないために、サービスの質の維持と向上を図り、かつ効率的な業務をスタッフが行えるよう、業務の標準化が必要です。
看護、医療業務は、基本的に人が人に対してサービスを提供していく、いわゆる対人サービスの代表的な業種であり、人手を省いてサービスを低下させてしまうという方向ではなく、システム的、合理的に業務内容と作業手順を見直しして、サービスの効率を十分に向上させていかなければなりません。
病院、福祉事業所においては商品を販売するといった単純なサービスではありませんので、なおさら対応するスタッフによってばらつきを起こしやすくなり、一つひとつの業務の標準化が必要となります。
業務を標準化することによって、全てのスタッフが、効率よく、安心して業務を行うことができるようになります。新人教育においても、業務が標準化されていると、一定レベルにまで短い期間で引き上げることができます。この安心感の積み重ねが信頼感へとつながっていくのです。
看護、医療の業務マニュアルのテンプレートは下記からダウンロードできます。
ナースポケットマニュアル
物流関係の作業手順書テンプレートと作成事例まとめ
物流現場では、「誰がやっても同じ品質で作業できる」ことが求められます。その鍵となるのが作業手順書です。本記事では、物流業務に特化した手順書テンプレートと、実際の作成事例を紹介します。
作業手順書の基本構成【テンプレート】
セクション名 | 内容の説明例 |
---|---|
手順書番号・改訂履歴 | バージョン管理・作成日付など |
作業名 | 「ピッキング作業」「荷受け作業」など |
作業目的 | ミスの防止、時間短縮など |
作業場所 | 倉庫名、ライン、ゾーン指定 |
対象者 | 担当部署または担当者 |
使用する機材・道具 | ハンディ端末、カゴ台車、リフターなど |
安全上の注意事項 | 手袋着用・リフト操作時のルールなど |
作業手順(写真・図解) | ステップごとに番号を付けて、写真付きで記載 |
作業完了の確認方法 | チェックリスト、バーコードスキャン確認など |
作業手順書テンプレート内容【例:荷受け作業】
作業手順書:荷受け作業
-
手順書番号:R-001
-
改訂履歴:Ver1.0(2025.4.25 作成)
-
作業名:荷受け作業
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作業目的:誤納品防止・伝票との照合ミスをなくす
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作業対象:物流センター西側エリア
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使用機材:ハンドリフト、受入リスト、検品用スキャナ
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作業者:パート社員・新入社員対象
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安全上の注意:段ボール積載は腰より高くしない、荷崩れ注意
手順内容(図付き)
手順 | 作業内容 | 注意点・コツ |
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① | トラック到着 → 運転手と伝票を受け取る | 納品書の有無を確認 |
② | 荷物を下ろし、荷受けエリアに整列 | パレットごとに分類、商品破損確認 |
③ | 商品バーコードをスキャン | 数量一致チェック |
④ | 不一致があれば上長に報告 | 自己判断で保留しない |
⑤ | チェック完了後、伝票に確認サイン | 保管場所に移動するまでが作業範囲 |
作業完了のチェック項目
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納品書と実数が一致している
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商品に破損・汚損がない
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所定の位置に仮置きされている
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報告・記録が完了している
作成のコツ・現場に合ったカスタマイズ
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写真やイラストの活用:作業初心者でも理解しやすくするために、実際の現場写真を手順ごとに挿入。
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言葉を簡単に:専門用語は避け、「誰でも読める日本語」で。
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チェックリスト式:完了確認がしやすい形式を導入。
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デフォルメイラスト:教育用にユーモアを取り入れることで印象づけUP。
他の業務に応用できるテンプレート例
作業名 | 特徴 |
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ピッキング手順 | 商品位置、数量、箱詰め方法まで記載 |
梱包作業手順 | 包装資材の種類、送り状の貼付け方法など |
出荷検品手順 | チェック方法、誤出荷防止策 |
返品処理手順 | 原因別の分類、対応フロー |
*物流現場では、標準化と見える化が効率と品質のカギです。
誰が読んでも、同じように作業できる「手順書」を整えることで、ミスを減らし、生産性もアップします。
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