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わかりやすい 特性要因図の作り方と問題解決法の完全ガイド【図解】

特性要因図 5M+1E 
特性要因図 
この記事は約26分で読めます。

特性要因図の書き方、作り方について下記の点をポイントに図解入れで解説しています。

・特性要因図の作り方、書き方

・特性要因図のテンプレート エクセル、パワーポイント

特性要因図 製造、品質、設備、営業、介護、看護問題

特性要因図 WEB オンラインソフト

特性要因図 例題 事例集等です。

モノづくりの参考になれば幸いです。(*^_^*)

動画 2024年 わかりやすい 特性要因図の作成と活用事例【音声解説】

品質改善の入門としての「QC7つ道具の特性要因図」の概要、説明 動画です。

 

 

    1. 動画 2024年 わかりやすい 特性要因図の作成と活用事例【音声解説】
  1. 3分で分かる! 特性要因図とは? 概要解説
    1. 特性要因図の目的
    2. 特性要因図の作り方
    3. 特性要因図のメリット
  2. 特性要因図の基本と実践的作成法を詳しく解説
    1. 特性要因図とは何か
    2. 特性要因図、フィシュボーン図の歴史
    3. 特性要因図の目的と重要性
    4. 特性要因図の要因の決め方
  3. 特性要因図の作り方、書き方
    1. 特性(問題点)を決める。
    2. 大骨の決定
    3. 中、小骨の展開
    4. 影響の大きいものについて印をつける
    5. 改善を行う
    6. 特性要因図の作成時の設計ポイント
    7.  特性の設定
    8. 中骨・小骨の展開
    9. 完成後の確認
    10. その他のポイント
  4. 業界ごとのフィッシュボーン分析、特性要因図
    1. 製造業 特性要因図 5M
    2. マーケティング業界 特性要因図 8M
    3. サービス業 特性要因図 4M分析
  5. 特性要因図の用途 |フィッシュボーン分析
    1. 管理用用特性要因図
    2. 解析用特性要因図
    3. 初めて特性要因図を作る場合
  6. 特性要因図の作成 テンプレート
    1. 特性要因図の作成 事例 エクセル版  テンプレート
    2. 特性要因図の作成 事例 power point版  テンプレート
  7. 特性要因図作成のためのツール
    1. オンラインツール
    2. デスクトップアプリ
  8. 業界別 特性要因図の作成   活用事例
    1. 製造工程で製品不良が多い場合
    2. 特性要因図の作成 看護、介護の事例
  9. 特性要因図とQC手法の違いと関係
    1. なぜなぜ分析と特性要因図の違い
    2. 特性要因図とパレート図の違い
    3. 特性要因図と散布図の違い
  10. 特性要因図の注意点
    1. 特性要因図を作成する上での主な注意点
    2. 特性要因図を作成する際のポイント
  11. まとめ
  12. 特性要因図 イラスト
  13. 特性要因図 資料  無料ダウンロード
    1. Googleスライド 特性要因図  資料 無料ダウンロード
    2. slideshare スライドシェア  無料ダウンロード資料(PDF)
    3. おすすめ QC七つ道具 参考文献:

3分で分かる! 特性要因図とは? 概要解説

特性要因図は、ある事象(特性)がなぜ起こったのか、その原因(要因)を系統的に図示し、分析するためのツールです。魚の骨の形に似ていることから、フィッシュボーン図とも呼ばれます。

特性要因図の目的

問題の原因を究明する: 特定の問題に対して、様々な角度から原因を探り、根本的な原因を特定。

問題解決の糸口を発見: 原因を特定することで、効果的な改善策を検討し、問題解決へと繋げます。

チームで問題意識を共有: 図を描きながら議論することで、チーム全体で問題に対する理解を深め、解決策を共有できます。

特性要因図の作り方

特性(結果)を決める: 分析したい問題や改善したい点(例:製品不良、納期遅延など)を明確にします。
大骨を描く: 横軸に特性(結果)を書き込みます。
中骨を描く: 大骨から垂直に線を引き、要因の種類(例:人、物、方法、環境など)を書き込みます。
小骨、孫骨を描く: 中骨からさらに枝分かれさせ、具体的な要因を書き込んでいきます。
なぜなぜ分析: 各要因に対して「なぜ?」と問い続け、根本的な原因を探っていきます。

特性要因図の活用例

製造業: 製品不良の原因分析、品質向上
サービス業: 客からのクレームの原因分析、顧客満足度向上
オフィスワーク: 業務効率化、ミス防止
プロジェクト管理: プロジェクト遅延の原因分析、プロジェクト成功率向上

特性要因図のメリット

視覚的に分かりやすい: 図で表現することで、複雑な問題も整理して捉えやすくなります。
多角的な視点: 様々な要因を洗い出すことで、新たな視点や気づきを得ることができます。
チームワークの向上: 共通の目標に向かって、チームで協力して問題解決に取り組めます。

 

特性要因図の4Mとは

特性要因図の4Mとは

関連用語:特性要因図

 

 

特性要因図の基本と実践的作成法を詳しく解説

QC七つ道具のひとつであり、石川ダイアグラム、魚の骨図CE図と呼ばれることもある。

英語ではfishbone diagram、Ishikawa diagramと呼ばれています。

 

中国語では鱼骨图因果分析图法、石川图と呼ばれています。

 

特性要因図とは何か

特性要因図はcause effect diagramからCE図とも呼ばれる。

特性の意味・・・・結果

仕事の結果、生じるもの。例として製品品質、製品のロス、生産台数など現場として考えると”問題点”としてでてくる結果のことです。

特性 (effect) – 管理の成績・成果として得るべき指標(不良率・在庫金額など)

要因の意味・・・・原因

仕事の結果に対して影響を与える原因となるもの。
例としては組み立てミス、オイル切れ、磨耗等の原因となるもの。

要因 (factor) – 特性に影響する管理事項(推定される)
原因 (cause) – 問題など特定の結果に関与した要因(事実)

下記の記事も参考にして下さい。

関連記事:QC工程表 管理特性と品質特性

 

特性要因図、フィシュボーン図の歴史

特性要因図(石川ダイアグラム)は1960年代に石川馨よって開発されたクレーム事項に関連する多数の要因をマッピングする手法のひとつ。

ISHIKAWA HAJIME

ISHIKAWA HAJIME

 

1920年代にQC7つ道具のっひとつとして使用され、それは魚の骨格の側面図に似ているためフィッシュボーンダイアグラムとして海外でも知られています。
マツダのロードスターのデザインで用いられた「人馬一体」を大骨とする特性要因図が有名である。下に参考例を示す。

 

特性要因図 マツダ ロードスター

特性要因図 事例 マツダ ロードスター

 

特性要因図の目的と重要性

職場での問題が発生した場合、色々な要因が考えられるがその原因をその場、その場で対策、改善をしてもあまり効果的でない。このような時に取り上げた問題点に対してその原因を全員で提起し視覚的にまとめ、重要と思われる要因について的を絞って効果的に改善を推進していくための手法が特性要因図である。

特性要因図の目的

  • 原因の特定: 問題の表面的な原因だけでなく、根本的な原因を特定することを目的とします。
  • 因果関係の可視化: 問題と原因の関係性を図で表現することで、全体像を把握しやすくします。
  • チームでの共有: 図を用いてチームメンバーと情報を共有し、共通認識を形成します。
  • 問題解決の糸口発見: 多くの要因を洗い出すことで、新たな視点からの解決策を見出すことができます。

特性要因図の重要性

  1. 問題解決の効率化:
    • 問題の原因を特定することで、無駄な対策を避けることができます。
    • 根本的な原因に対処することで、再発防止につながります。
  2. チームワークの向上:
    • チームメンバーが共同で図を作成することで、コミュニケーションが活発になり、チームワークが向上します。
    • 多様な視点から問題を捉えることができます。
  3. 客観的な分析:
    • 主観的な意見だけでなく、データに基づいた客観的な分析が可能になります。
  4. 改善活動のPDCAサイクルへの貢献:
    • 問題の分析(Check)から、対策の立案(Do)まで、PDCAサイクル全体をサポートします。

特性要因図を活用するメリット

  • 複雑な問題をシンプルに表現できる: 図を用いることで、複雑な問題も視覚的に整理できます。
  • 多角的な視点から問題を分析できる: 人、物、方法、環境など、様々な要因を考慮することができます。
  • 問題解決への意識を高める: チーム全体で問題解決に取り組む姿勢を醸成します。

*特性要因図は、問題解決の強力なツールです。製造業に限らず、様々な分野で活用されています。問題が発生した際に、特性要因図を作成し、根本原因を究明することで、より効果的な改善活動を行うことができます。

特性要因図の要因の決め方

特性要因図を作成する上で、最も重要なのは要因の洗い出しです。効果的な特性要因図を作成するためには、多角的な視点から要因を抽出し、論理的な構造で図を構築することが重要です。

大骨の選定

  • 4M分析: 一般的に、製造業では「人(Man)」、「機(Machine)」、「法(Method)」、「物(Material)」の4Mが用いられます。
  • 業界や状況に合わせたカスタマイズ: サービス業であれば「人」「物」「環境」「情報」、IT業界であれば「人」「機」「法」「物」など、業界や状況に合わせて大骨をカスタマイズします。
  • その他の要因: 必要に応じて、「測(Measure)」、「環(Environment)」などの要因を追加することも可能です。

中骨・小骨の展開

  • なぜなぜ分析: 各大骨に対して、「なぜこれが原因なのか?」という問いを繰り返すことで、より深いレベルの原因を掘り下げます。
  • ブレインストーミング: チームでアイデアを出し合い、多角的な視点から要因を洗い出します。
  • 5W1H: Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)の視点から要因を分析します。

要因の絞り込み

  • パレート図: 発生頻度の高い要因を特定し、重要な要因に絞り込みます。
  • 重要度評価: 各要因の重要度を評価し、優先順位付けを行います。

要因を決定する際の注意点は
具体的であること: 抽象的な言葉ではなく、具体的な行動や状況を記述します。
客観的な事実: 主観的な意見ではなく、データや事実に基づいて要因を特定します。
因果関係が明確: 各要因間の因果関係が論理的に説明できる必要があります。
重複を避けること: 同じ意味の要因が重複しないように注意します。

特性要因図の要因の決め方は、問題の種類や業界によって異なりますが、多角的な視点から具体的な要因を洗い出し、論理的な構造で図を構築することが重要です。チームで協力し、様々な意見を出し合いながら、より良い特性要因図を作成しましょう。

 

特性要因図の作り方、書き方

特性要因図は、問題の原因を究明し、改善策を立案するための有効なツールです。下記のポイントを参考に、問題解決に役立つ特性要因図を作成してみてください。

特性(問題点)を決める。

  • 問題点の明確化: 何を改善したいのか、具体的に問題点を定義します。
  • 特性の記述: 問題点を簡潔かつ具体的に記述します。

例:なぜ、半田不良が多い?
なぜ、生産台数が上がらない?
NG例:
半田不良の低減
生産台数の向上
*既に要因が対策として上げられている

 

大骨の決定

5M+1Eを明確にする。

機械(Machine) 方法(Method)材料(Material)人(Man) 測定(Measurement)

環境(Environment)

一般的に、機械、方法、材料、人、測定、環境の6つの大骨が用いられますが、状況に応じて他の要因も考慮します。

 特性が起きる要因として考えられる大きな要因を上げそれを大骨として矢印で記入する。
具体的には5M+1E(Man ,Machine, Material,Method,measurement、Environment)を参考に現場に即した言葉で記入する。

特性要因図の作り方

特性要因図の作り方

 

中、小骨の展開

大骨の特性の起こる要因を考え中骨を作成し次ぎに小骨を作成する。

  • なぜなぜ分析: 各大骨に対して「なぜ?」と問い続け、さらに細かな要因を洗い出します。
  • 具体的な言葉: 抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉で要因を記述します。
  • 因果関係の明確化: 各要因間の因果関係を矢印で結び、視覚的に表現します。

記入もれをチェックする

  • 網羅性: 考えられる全ての要因が網羅されているか確認します。
  • 論理的整合性: 各要因間の因果関係が論理的であるか確認します。
  • 重複の排除: 同じ意味の要因が重複していないか確認します。

例:製品不良が多い場合

  • 特性: 製品Aの表面に傷が多い
  • 大骨: 人、機、法、物
    • 人:作業者のスキル不足、集中力の低下
    • 機:機械の調整不良、工具の摩耗
    • 法:作業手順の誤り、検査基準の甘さ
    • 物:材料の品質低下、部品の寸法誤差

 

影響の大きいものについて印をつける

特性要因図を作成する際は全員でブレーンストーミングで意見を出し合い進める。その際、議長と書記を選び時間を決めて効率に行うこと。

改善を行う

重要と思われる要因についての改善プランを計画し、QCサークルを回す。

フィッシュボーンの分析

フィッシュボーン分析

 

特性要因図の作成時の設計ポイント

特性要因図は、問題の原因を多角的に分析し、視覚的に表現するのに優れたツールです。効果的な特性要因図を作成するためには、いくつかの設計ポイントを押さえることが重要です。

目的の明確化

  • 何を明らかにしたいのか: 問題の原因を特定したいのか、改善策を立案したいのか、それとも根本原因を究明したいのか、目的を明確にすることで、図の構造や深さが変わってきます。
  • 対象範囲の決定: 特性要因図で分析する範囲を具体的に定めます。全社的な問題なのか、特定の部署の問題なのか、製品の特定の工程の問題なのかなど、範囲を絞り込むことで、分析がより深まります。

 特性の設定

  • 具体的な言葉で記述: 「不良品が多い」など、漠然とした表現ではなく、「A製品のB工程における外観不良が月平均10件発生している」のように、数値や具体的な状況を含めて記述します。
  • 一つの特性に集中: 一つの特性要因図につき、一つの特性に焦点を当てます。複数の特性を同時に分析しようとすると、図が複雑になり、目的がブレてしまう可能性があります。

中骨・小骨の展開

  • なぜなぜ分析: 各大骨に対して、「なぜこれが原因なのか?」という問いを繰り返すことで、より深いレベルの原因を掘り下げます。
  • 具体的な言葉: 中骨、小骨も同様に、具体的な言葉で記述します。
  • 因果関係の明確化: 各要因間の因果関係が明確になるように、矢印などでつなぎます。

完成後の確認

  • 網羅性: 考えられる全ての要因が網羅されているか確認します。
  • 論理的整合性: 各要因間の因果関係が論理的であるか確認します。
  • 重複の排除: 同じ意味の要因が重複していないか確認します。
  • 重要度の評価: 各要因の重要度を評価し、優先順位付けを行います。

その他のポイント

  • チームで作成する: 多様な視点から意見を集めることで、より深い分析が可能になります。
  • 視覚的に分かりやすく: 図の色や形を使い分け、視覚的に分かりやすい図を作成します。
  • 定期的に見直す: 状況の変化に合わせて、特性要因図を定期的に見直し、更新します。

*特性要因図は、問題解決のための強力なツールですが、効果的に活用するためには、適切な設計が重要です。上記のポイントを参考に、問題解決に役立つ特性要因図を作成してみてください。

特性要因図の作成 ポイント

特性要因図の作成 ポイント

 

業界ごとのフィッシュボーン分析、特性要因図

製造業 特性要因図 5M

下記の5Mが製造業界では使用されている。
1. マシン(テクノロジー)(Machine)
2. 方法(プロセス)    (Method)
3. 材料(原材料、消耗品との情報が含まれています。)(Material)
4. マンパワー(肉体労働)/マインドパワー(脳の働き):(Man)
5. 測定検査) (Measurement)

 

マーケティング業界 特性要因図 8M

下記の8Mがマーケティングでは使用されている。
1. 製品/サービス
2. 価格
3.場所
4.プロモーション
5.人々/人事
6.プロセス
7.物的証拠
8.宣伝

 

サービス業 特性要因図 4M分析

下記の4Mがサービス業では使用されている。

1.周囲
2.サプライヤー
3.システム
4. スキル

特性要因図 4M

特性要因図 4M

 

 

特性要因図の用途 |フィッシュボーン分析

管理用用特性要因図

生産準備段階でQC工程表を作ったり、HACCPで危険要因を列記したりするためには、管理すべきあらゆる心配事(要因)を抜けなく体系的に整理することが必要なります。これには管理用特性要因図を活用します、管理用を作るときのポイントは、できる限り出すということです。「ゴミ不良」であれば、「なぜゴミが混入するか」ではなく、「こうすればゴミが混入する」と「悪意ある発想法」で発想すると要因が色々、でてきます。いろいろな人から意見をもらい、様々な角度から考えて要因を出すのが管理用のタイプの基本的な考え方です。

解析用特性要因図

「解析用特性要因図」は「管理状態」の中で起こる様ような問題の原因を追求する時に用いられる。「解析用」を作る時には、3 現主義に基づいて得た推測ではなく事実に基づきた客観的データをもとにヒストグラムや管理図などを用いて、管理状態の有無を確認するなどして、「要因の範囲の絞り込み」を行い、特性要因図を作成します。

初めて特性要因図を作る場合

初めて特性要因図を作る場合や、その特性に関係するQC工程表などがない場合には、まず「管理用」から作ります、推測される要因を出し、品質管理をすべき要因を体系的に整理し、さらにそこから「無管理状態」にある要因を絞り込んで、今度はその要因を特性として「解析用特性要因図」を作ります、このSTEPを踏み、対策を講じたものを消し込みながら完璧な工程管理状態を造りこんでいきます。

特性要因図 管理用 解析用

特性要因図 管理用 解析用

 

 

特性要因図の作成 テンプレート

特性要因図(魚骨図)は、問題の原因を多角的に分析し、視覚的に表現するのに便利なツールです。ExcelやPowerPointといった一般的なソフトウェアでも、いくつかの方法で作成することができます。

下記にパワーポイント、エクセルで作成した特性要因図のテンプレート、事例があります、ご自由にダウンロードしてご使用ください。

特性要因図の作成 事例 エクセル版  テンプレート

Excelは、表計算ソフトですが、図形描画機能も備わっており、特性要因図を作成するのに十分な機能を持っています。

Excelで作成するメリット:

  • 表計算ソフトなので、数値データとの連携がしやすい。
  • テンプレートを自作することで、効率的に作成できる。

Excelで作成するデメリット:

  • 図形の配置や調整に手間がかかる場合がある。
  • デザインの自由度が低い。

 

Excel特性要因図 事例 エクセル ファイル 

Excel特性要因図 事例 エクセル ファイル 

Excel特性要因図 事例 エクセル ファイル

 

 

特性要因図の作成 事例 power point版  テンプレート

PowerPointは、主にプレゼンテーション用のソフトですが、図形描画機能が充実しており、特性要因図を美しく作成できます。

PowerPointで作成するメリット:

  • デザインの自由度が高く、視覚的に美しい図を作成できる。
  • テンプレートが豊富で、すぐに利用できる。
  • プレゼンテーションにそのまま利用できる。

PowerPointで作成するデメリット:

  • 表計算ソフトとの連携が難しい。
  • 図形の細かな調整に手間がかかる場合がある。

新特性要因図 事例 power point版

新特性要因図 事例 power point版

新特性要因図 事例 power point版

 

 

特性要因図作成のためのツール

特性要因図(魚骨図)の作成を効率的に行うために、様々なツールが開発されています。それぞれに特徴や強みがありますので、ご自身の目的に合わせて最適なツールを選ぶことが重要です。

オンラインツール

  • 利点:
    • インストール不要で、ブラウザ上ですぐに利用できる。
    • 共有機能があり、チームで共同編集しやすい。
    • 無料で利用できるものが多い。

 

  • 代表的なツール:
    • Lucidchart: 多機能な図作成ツールで、特性要因図だけでなく、フローチャートやマインドマップなども作成可能。

Lucidchart (ルシッドチャート)は、根本原因分析の実践とあらゆるビジネス上の問題に関連する要因の特定に最適な特性要因図作成ソフトです。

又、Lucidchart の特性要因図テンプレートを活用すれば、フィッシュボーン図の作成開始もスムーズ。図形をドラッグ & ドロップしてフィッシュボーン図を簡単に作成できます。

参考サイト:Lucidchart 

Lucidchart  特性要因図作成ソフト

 

  • Cacoo: 直感的な操作で、誰でも簡単に特性要因図を作成できる。豊富なテンプレートも用意されている。
    • Draw.io: GoogleドライブやOneDriveと連携できるため、既存のファイルと連携しやすい。
    • Microsoft Visio: オフィススイートに含まれるツールで、高機能な図を作成できる。

デスクトップアプリ

  • 利点:
    • オフラインで利用できるため、インターネット環境に左右されない。
    • 高機能な図形編集機能が充実している。
  • 代表的なツール:
    • Microsoft Visio: 上記のオンライン版に加え、デスクトップアプリとしても利用可能。
    • XMind: マインドマップ作成ツールとして有名だが、特性要因図も作成可能。
  • EdrawMax: 特性要因図だけでなく、様々な種類の図を作成できる。

業務向けの各種チャート図を作成するためのアプリです。特性要因図作成機能も実装されているので、パーツを選んで配置していくだけ簡単に本格的な特性要因図を作成できます。

かなり多機能なソフトということで有料ですが、無料体験版も用意されています。

Edraw Max公式サイト

*特性要因図作成ツールは、目的やスキル、予算に合わせて様々なものが選べます。
まずは、無料のオンラインツールから試してみるのも良いでしょう。
ご自身の目的に合ったツールを見つけて、特性要因図の作成を効率的に行いましょう。

 

業界別 特性要因図の作成   活用事例

特性要因図(魚骨図)は、様々な業界で問題解決や改善活動に活用されています。各業界の特性に合わせて、大骨や小骨に当てはめる要因が異なってきます。

業界の特性に合わせて要因を洗い出し、具体的な改善策を立案することで、より効果的な問題解決に繋げることができます。

製造工程で製品不良が多い場合

特性要因図は、製造業において問題の原因を特定し、改善策を検討する上で非常に有効なツールです。様々な問題に対して特性要因図を作成できますが、ここでは製造業でよく見られる事例を紹介します。

  • 特性: 製品不良
  • 大骨: 人(作業者)、機械(設備)、方法(工程)、材料、測定
  • 小骨・孫骨の例:
    • 人:作業者のスキル不足、疲労、集中力の低下、マニュアル理解不足
    • 機械:機械の老朽化、調整不良、部品の摩耗、温度・湿度管理不足
    • 方法:工程の複雑さ、作業手順の不明確、検査方法の不十分さ、治具の不具合
    • 材料:原材料の品質低下、異物混入、保管条件の不適、ロット間のバラつき
    • 測定:測定器の精度不足、測定方法の誤り、測定頻度

特性要因図のあり方

特性要因図の作成 看護、介護の事例

特性要因図は製造工場での要因解析だけではなく、サービス業、病院でのQC活動にも活用されています、下記は介護、看護でのQC活動で使用された事例です。

 

特性要因図 介護、看護 事例

画像出典先:日本福祉施設士会

関連記事:HACCP ハサップ

特性要因図とQC手法の違いと関係

特性要因図(魚骨図)は、問題の原因を多角的に分析し、視覚的に表現するのに優れたツールですが、他の問題解決ツールと下記のような違いがあります。

特性要因図の特徴と他のツールとの比較

ツール名 特徴 他のツールとの違い 主な用途
特性要因図 問題の原因を樹形図のように図示し、多角的な視点から原因を特定する。 原因と結果の関係を視覚的に捉えやすく、チームでの共通認識形成に役立つ。 問題の原因究明、改善策の立案
パレート図 多くの問題の中から、重要な問題を数少ない原因に絞り込む。 問題の優先順位付けに有効。 問題の優先順位付け、改善活動の効率化
ヒストグラム データの分布状況を棒グラフで表し、全体の傾向を把握する。 データのばらつきや中心値を視覚的に捉えやすい。 品質特性の安定性の確認、工程能力の評価
散布図 2つの数値データの関係性をグラフで表し、相関関係を調べる。 2つの変数間の関係性を定量的に分析できる。 原因と結果の関係性の分析
管理図 工程の安定性を監視し、異常を早期に検出する。 プロセスが安定しているか、または異常が発生しているかを判断する。 品質管理工程管理
チェックシート データを収集し、整理するための表。 データ収集を効率化し、客観的なデータに基づいた分析を可能にする。 データの収集、分類

*特性要因図と他のツールは、それぞれ特徴が異なり、問題解決の場面で使い分けることが重要です。特性要因図は、問題の原因を多角的に分析し、視覚的に表現するのに優れたツールですが、他のツールと組み合わせることで、より深い分析が可能になります。

 

なぜなぜ分析と特性要因図の違い

五回『なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ』を繰返し、真の原因を見つける事が「なぜなぜ分析」です。

なぜなぜ分析 事例

なぜなぜ分析 事例

 

推定される要因を考えるのではなく事実(fact)の原因を見つけることであり、現場調査とヒヤリングして分析する方法です。

その原因が存在して対象の事象が発生するものでなければダメです。 考えられるだけで、存在しない要因や不明の要因は検討の対象外です。

 

逆にQCサークル等では問題の推定要因を考える方法として特性要因図は問題の要因をブレーンストーミング等を使用して自由な発想で出来るだけ多くの要因を発想する為の方法です。

 

関連記事:図解 なぜなぜ分析

 

特性要因図とパレート図の違い

特性要因図は発生した問題点の要因をメンバー全員で列記して推定される要因を挙げて、考えらる要因の内で優先して取る組べき課題テーマを検討する際に使用される。

一方、パレート図は実際に発生している課題のデーター分析として使用され、既に発生している問題点(結果)の順位を図で明確にすることができる。

パレート図とは不良品、欠点、、クレーム件数、仕損金額などをその現象、原因別に分類してデーターをとり不良個数、金額などの多い順に並べその大きさを棒グラフで表した図をです。

パレート図

パレート図

 

関連記事:パレート図とは

 

特性要因図と散布図の違い

特性要因図で推定される要因を挙げて、一番、優先して取り組むべき課題、テーマを決める際に事前に現状の状況を確認する必要があります。

その際に役にたつQC 七つ道具のひとつが散布図です。

対応すると推測される2種類のデーターが本当に関係があるかどうかを難解な統計計算を使用しないで図だけで調べるためQC手法のひとつ。
具体的には対応する2種類のデーターを横軸、縦軸にとって打点して作った図のことをいいます。

散布図

散布図

 

関連記事:散布図 | エクセルによる統計グラフ作成 

特性要因図の注意点

特性要因図は、問題の原因を多角的に分析し、見える化する上で非常に有効なツールです。しかし、正しく作成しないと、かえって誤った結論に導かれる可能性もあります。

特性要因図を作成する上での主な注意点

  • 特性の明確化:
    • 問題となっている「特性」を具体的に、かつ客観的に定義することが重要です。あいまいな表現は避け、数値化できるものは数値で示しましょう。
  • 原因の深堀り:
    • 「なぜなぜ分析」を徹底し、表面的な原因だけでなく、根本的な原因まで掘り下げましょう。
    • 各要因間の因果関係を明確にし、論理的な構造を構築することが大切です。
  • 客観性:
    • 主観的な意見や憶測ではなく、データや事実に基づいて要因を洗い出しましょう。
  • 要因の網羅性:
    • 考えられるすべての要因を漏れなく洗い出し、図に表現しましょう。
    • ブレインストーミングなどを活用し、多様な視点から要因を抽出することが有効です。
  • 要因間の重複:
    • 同じような意味を持つ要因が重複しないように注意しましょう。
  • 対策との混同:
    • 特性要因図は原因を分析するためのツールであり、対策を検討するためのツールではありません。対策は、原因が特定された後に検討すべきです。
  • 4M分析:
    • 製造業では、「人(Man)」「機(Machine)」「方法(Method)」「材料(Material)」の4Mに沿って要因を分類することで、より体系的に分析することができます。

その他

  • 図の整理:
    • 要因が多くなりすぎると、図が複雑になりすぎて見づらくなります。
    • 重要な要因を強調したり、グループ分けしたりすることで、図を整理しましょう。
  • チームでの作成:
    • 複数のメンバーで意見交換しながら作成することで、より多くの視点から問題を捉え、より良い図を作成することができます。
  • 定期的な見直し:
    • 作成した特性要因図は、状況の変化に合わせて定期的に見直すことが重要です。

特性要因図を作成する際のポイント

  • 目的を明確にする:
    • 特性要因図を作成する目的を明確にすることで、より効果的に分析を進めることができます。
  • シンプルに描く:
    • あまり複雑な図にせず、簡潔にまとめることが重要です。
  • 活用の仕方を考える:
    • 作成した特性要因図を、改善活動にどのように活かすかを考えておくことが大切です。

 

まとめ

特性要因図は大きな要因から小さな要因へその関連性を視覚的に分かり易く説明したものです。

元来は製造現場で不良品の発生や事故などの原因を特定する手段として考案された特性要因図ですが、その後の進化によって色々な業種や活動に応用されるようになりました。

どんな分野で利用する場合であっても基本的な考え方は同じです、特性に対して要因を出し尽くして掘り下げていき、そこから問題の本質を抽出していきます。

テンプレートなどを使うととても簡単に今すぐ始められるので、まずは身近な特性から作図をしてみて特性要因図を作成してみてください。

 

建築家のミース・ファン・デル・ローエの『神は細部に宿る』の言葉が有名ですが下記の言葉はミースより半世紀ほど前のGustave Flaubertが唱えた言葉との事です。

the devil is in the details
悪魔は細部に宿る(諺:あらゆる細部に落とし穴が潜む)

細部には神も悪魔も棲んでいます、それを見つけ、活かすか、殺すかは貴方しだいです。

結果には、必ず原因や要因がある

特性要因図を理解することで、あなたの問題解決力の向上に大いに役立つはずです。

その際に役に立つ思考法は『クリィテカルシンキング』です。

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悪魔は細部に宿る

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