直接作業

直接作業 direct  operation　　【イラスト図解】

英語： direct　　operation　　　　　　　中国語：直接作业

直接作業とは

目的とする生産に対して直接的に関係する作業で，主体作業や準備段取作業が該当．

直接作業は，生産目的である製品の製造やサービスの提供のために，これらのアウトプットを作り出す工程で不可欠の作業。

関連用語：間接作業

引用先：クォリティーマネジメント用語辞典　日本規格協会

直接作業者　　　英語：direct　workers

直接作業者は直接労働者、直接工、直接人員とも呼び、サービスを作り出すことで、企業の業績に貢献する職務に従事する従業員をいいます。

直接作業者、直接労働者は、サービスなどの部門で働きます。

一方、一般的に製造現場で働く直接工員を直接工と呼びます。

直接人員と直接作業者の言葉の意味の違いは「直接人員」は、直接作業の構成員の『数』を主に重きをなしており、直接作業者は『人』自体に重きをなしている。

直接作業時間　　　英語：direct operation time

製品の生産に従事している時間。 実際に加工を行う加工時間とその準備のための段取時間からなります、具体的には加工時間（正味時間）と段取り時間になります。

直接作業費　　direct　　 operating expenses

直接、製造には関係がある人材にかかった費用です。 直接工賃金（直接作業賃金）が該当します。

製造直接費（直接材料費，直接労務費，直接経費）の一部に直接工賃金として含まれています。

直接労務費は直接作業（加工と段取り）に費やした労務費です。

直接労務費

直接作業と間接作業の違い

直接作業とは、製造工場、料理店で直接　製品や料理を作り出すことに関わる作業をいいます。直接作業は、顧客向けの製品を製造するために直接的な必要な労働時間のことです。

間接作業は狭義の意味では製造工場で部品を供給、設備を保守する作業の事を言います、広義の意味では経理、設計、人事部門等のデスクワークで仕事をしている作業を指します。

労務費用の面で言うと直接作業と間接作業の違いは作業が製品に直接価値を加えるか、製造プロセスを支える間接的な役割を果たすかにあります。

直接作業は製品の直接費用として、間接作業は間接費用として計算され、両者は製造業におけるコスト計算と生産管理の基礎を形成します。

直接業務と直接作業の違い

直接業務は、「新製品の開発・製造」「自社の商品・サービスの販売」など、企業の売上に直結する業務がメインであり、直接作業は「直接業務の細分化されたもの」です。

例えば製造業務の中には組立て、検査、梱包等がありますがこうしたものそれぞれを作業と呼ぶことができます。

また、比較的難しい直接的な仕事を直接業務と呼び、誰でもできる簡単な直接的な仕事を直接作業と呼ぶなどのが一般的です。